大引けの日経平均は前日比353.92円高の26787.54円となった。バブル崩壊後の戻り高値を再び更新。東証1部の売買高は13億3122万株、売買代金は2兆8191億円だった。業種別では、証券、非鉄金属、金属製品が上昇率上位だった。一方、その他製品、電気・ガス業、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は27%となった。
個別では、SUMCO<3436>が7%の上昇。業界再編に伴うシリコンウエハー需給引き締まりの思惑から連日の大幅高となった。ファーストリテ<9983>が2%近く上昇したほか、東エレク<8035>やファナック<6954>も3%を超える上昇となり、日経平均を大きく押し上げた。ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小じっかり。また、自社株買い実施を発表したエンプラス<6961>などは急伸し、AIinside<4488>との資本業務提携を発表したショーケース<3909>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、任天堂<7974>やリクルートHD<6098>が3%前後の下落。リクルートHDは株式売出し実施を発表している。NTTドコモ<9437>が携帯電話料金の値下げで調整と報じられ、ソフトバンク<9434>も軟調。ラクーンHD<3031>は決算発表による材料出尽くし感から急落し、ビーロット<3452>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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