東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、パルプ紙、銀行、卸売、輸送用機器、保険など30業種が上昇。一方、海運、陸運、食料品の3業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>が堅調だった半面、KDDI<9433>、ファナック<6954>、味の素<2802>、SMC<6273>、サッポロHD<2501>が軟化した。
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、これまでの政策運営スタンスから大きな変更はなく、早期利下げ開始の可能性が残されたことを好感して、主要株価指数は上昇。東京市場にも好影響を及ぼした。また、海外市場で一時1ドル=151円台後半まで進んだ円安もあり、輸出関連株にもプラスに働くなど、リスク許容度の高まりから、幅広い銘柄が値を上げ、日経平均の上げ幅は一時800円を超えた。関係者からは「日米の中銀イベントが無事に通過したことで、投資家の安心感を誘い、リスク許容度が高まった」、「海外投資家による日本株再評価の第二幕が始まる可能性がある」との声が聞かれ、投資マインドは上向いてきている。
日米の中銀イベントが終わったことで、今後は国内企業の業績動向に関心が移っていくことになるだろう。今後発表される米国の物価統計などの経済指標が市場予想を下回る弱いものとなれば、米国の利下げ前倒しへの思惑から為替が円高に振れ、相場をけん引する輸出関連企業の業績不振につながりかねず、相場の調整局面入りのきっかけとなる可能性があると予想される。目先は米経済指標を受けた為替動向などを警戒しながらの展開となり、目先は4万円台を固める動きとなりそうだ。
<CS>
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