日経平均株価
始値 27666.94
高値 27750.39(09:05)
安値 27424.47(15:00)
大引け 27424.47(前日比 -98.72 、 -0.36% )
売買高 9億5419万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0684億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日続落、前日のNYダウ最高値受け買い先行も続かず
2.新型コロナの感染拡大に歯止めかからず、緊急事態宣言の延長など警戒
3.アジア株安や米株先物の下落などを横目に買い手控え、売買代金も低調
4.海運株人気が異彩を放つ、その一方で鉄鋼株や空運株などが軟調展開に
5.好決算の東エレクをはじめ半導体関連は朝方買われるもその後値を消す
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比110ドル高と5日続伸し、過去最高値を連日更新した。地政学リスクの高まりから売り先行もユナイテッドヘルスグループ
東京市場では、日経平均株価が朝高後に値を消す展開となり結局マイナス圏で引けた。前日の米株高は追い風となったものの買いが続かなかった。
17日の東京市場は、朝方はリスク選好ムードで買いが先行した。前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が5日続伸し過去最高値更新基調を続けている。これを受けて東京市場でも主力株を中心に強い動きでスタートしたものの、その後は次第に上げ幅を縮小し後場はマイナス圏に沈んだ。国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言の対象地域拡大や期限延長の動きを嫌気する売りがかさんだ。中国や香港株などアジア株市場が総じて安かったことや、米株価指数先物が軟調に推移したことなども買いを手控えさせた。業種別では海運や倉庫株が高く、鉄鋼、空運株には売りが目立った。半導体関連も朝高後に値を消した。東証1部の値下がり銘柄数は全体の68%を占めた。売買代金は2兆円をかろうじてキープしたが低調だった。
個別では、朝高の東京エレクトロン<8035>がマイナス圏に沈みレーザーテック<6920>も軟調。ソフトバンクグループ<9984>も安かった。ソニーグループ<6758>も売りに押される展開でジェイ エフ イー ホールディングス<5411>も下落した。リクルートホールディングス<6098>が値を下げた。エフオン<9514>、キャリアインデックス<6538>はいずれもストップ安に売り込まれた。アシックス<7936>も大きく値を下げた。
半面、売買代金トップの日本郵船<9101>がしっかり、第一三共<4568>、富士フイルムホールディングス<4901>なども堅調。海運株人気は異彩を放っており、共栄タンカー<9130>が値上がり率トップに買われ、東海運<9380>も急騰、明治海運<9115>はストップ高となるなど、この3銘柄で値上がり率上位3傑を独占した。恵和<4251>、宮越ホールディングス<6620>が大幅高、丸運<9067>も活況高。アイスタイル<3660>も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、第一三共 <4568> 、中外薬 <4519> 、富士フイルム <4901> 、日産化 <4021> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約29円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、エムスリー <2413> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約69円。
東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)倉庫運輸関連、(3)医薬品、(4)食料品、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)鉄鋼、(3)石油石炭製品、(4)その他金融業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△フロンテオ <2158> [東証M]
22年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△ジーエヌアイ <2160> [東証M]
第3四半期に投資有価証券売却益1億9000万円を計上へ。
△ビ花壇 <3041> [東証2]
22年6月期は営業損益黒字化見通しで3期ぶり復配へ。
△山王 <3441> [JQ]
特許保有の水素透過膜開発で進展。
△アイスタイル <3660>
韓国最大規模の化粧品クチコミサイトを子会社化。
△扶桑化学 <4368>
22年3月期業績予想を上方修正。
△シンバイオ <4582> [JQG]
抗ウイルス薬ブリンシドフォビル注射剤第2相臨床試験で1例目の投与開始。
△インテM <7072> [東証M]
事例データ収集プラットフォーム「タメセル」提供開始。
△ジモティー <7082> [東証M]
上期営業利益77%増。
▼ITbook <1447> [東証M]
4-6月期営業赤字3億500万円。
▼夢みつけ隊 <2673> [JQ]
第1四半期は営業赤字に転落。
▼アイネスト <3390> [JQ]
第1四半期営業損益が赤字に転落。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)共栄タ <9130> 、(2)東海運 <9380> 、(3)明治海 <9115> 、(4)恵和 <4251> 、(5)宇徳 <9358> 、(6)東陽倉 <9306> 、(7)飯野海 <9119> 、(8)宮越HD <6620> 、(9)日本コンセプ <9386> 、(10)内外トランス <9384> 。
値下がり率上位10傑は(1)エフオン <9514> 、(2)キャリインデ <6538> 、(3)スタティアH <3393> 、(4)BEENOS <3328> 、(5)ハークスレイ <7561> 、(6)リズム <7769> 、(7)戸田工 <4100> 、(8)アシックス <7936> 、(9)ウィズメタク <9260> 、(10)グリーンズ <6547> 。
【大引け】
日経平均は前日比98.72円(0.36%)安の2万7424.47円。TOPIXは前日比9.35(0.49%)安の1915.63。出来高は概算で9億5419万株。東証1部の値上がり銘柄数は613、値下がり銘柄数は1478となった。日経ジャスダック平均は3892.38円(46.85円安)。
[2021年8月17日]
株探ニュース
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