大引けの日経平均は前日比248.07円高の26422.05円となった。東証プライム市場の売買高は14億361万株、売買代金は3兆2455億円だった。セクターでは医薬品、繊維製品、陸運が上昇率上位となった一方、海運、鉄鋼、銀行が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は29%だった。
個別では主力処でファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、OLC<4661>などが上昇。JR東海<9022>を筆頭に陸運が全般買われた。新型コロナ経口薬で進展が確認され、目標株価の引き上げも観測された塩野義<4507>が大幅高となり、中外製薬<4519>、第一三共<4568>など関連株も連れ高。レカネマブの臨床試験で進展が確認されたエーザイ<4523>は2日連続のストップ高比例配分。欧州関連の一角として直近の下落がきつかったアシックス<7936>が急反発し、業績上振れ観測のあったNRI<4307>も買われた。ほか、チェンジ<3962>、インフォマート<2492>、サイボウズ<4776>など中小型のグロース株で大幅に上昇する銘柄が散見された。東証スタンダード市場では八十二銀行<8359>との経営統合を発表した長野銀行<8521>が急伸した。
一方、配当落ちに伴う処分売りで郵船<9101>と商船三井<9104>が大きく下落。前日の米ハイテク株高にもかかわらず、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>の半導体関連のほか、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、村田製<6981>、TDK<6762>などが下落。自動車関連ではマツダ<7261>が連日の大幅安で、三菱自<7211>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>などその他の自動車関連も軟調。日本製鉄<5401>、三菱UFJ<8306>、丸紅<8002>、石油資源開発<1662>、IHI<7013>などの市況関連株の一角も下落。西松屋チェ<7545>は小幅な増配や自社株買いが好感されず、業績予想の下方修正を受けて急落した。
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