日経平均;26246.43;+79.33TOPIX;1857.15;-5.23
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比79.33円高の26246.43円と、前引け(26249.83円)から上げ幅をやや縮小してスタート。ランチタイム中の225先物は26190円~26270円のレンジで横ばい。ドル・円も1ドル=130.38-39円と朝方からほぼ横ばいに推移。アジア市況は堅調で、上海総合指数は買い優勢の展開が続いており1.63%高、香港ハンセン指数は1.26%高で大幅高となっている。10日の米株市場でナスダック総合指数が4日ぶりに反発、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に反発したため、東京市場でも値がさハイテク株に買いが入り、好決算銘柄への買いも日経平均を下支えしている。後場では、時間外取引のナスダック100先物の上昇やアジア市況の上昇が支援要因になる。
ただ、今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢が強まりやすく、26200円付近でのもみ合い展開が想定される。そのほか、取引時間中に決算発表を予定しているトヨタ自<7203>の結果を見極めたいとの思惑があり、トヨタ自の決算と株価反応には注目が集まろう。
セクターでは、海運、鉄鋼、精密機器などが上昇率上位に並んでいる一方、保険、パルプ・紙、銀行などが下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>、東エレク<8035>などのハイテク・グロース株のほか、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>などの海運、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>などの主力大型株も軒並み上昇。一方、三菱UFJ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>などの金融株の一角、トヨタ自などが軟調。
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