大引けの日経平均は前日比383.60円高の30467.75円となった。終値では1990年8月1日以来の高値となる。東証1部の売買高は14億0970万株、売買代金は3兆0252億円だった。業種別では、銀行業、非鉄金属、海運業が上昇率上位だった。一方、金属製品、輸送用機器、ガラス・土石製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の39%、対して値下がり銘柄は57%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、三菱UFJ<8306>といった売買代金上位銘柄の堅調ぶりが目立った。株価指数先物の買いが追い風になったとみられる。一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたスクリン<7735>は7%近く上昇し、一部報道で注射器増産の思惑が広がったニプロ<8086>は9%の上昇。決算発表銘柄ではリクルートHD<6098>やユニチャーム<8113>が買われた。また、セレス<3696>などがストップ高を付け、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、トヨタ自<7203>やレーザーテック<69201>が軟調で、キーエンス<6861>は小安い。電通グループ<4324>やクボタ<6326>は決算を受けて売られ、中小型株ではファーマF<2929>が大幅続落。また、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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