大引けの日経平均は前日比58.65円安の20618.57円となった。東証1部の売買高は9億0129万株、売買代金は1兆5863億円だった。売買代金は3日連続で1兆5000億円台にとどまっている。業種別では、電気・ガス業、ガラス・土石製品、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。ゴム製品のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで3%近い下落。第一三共<4568>も2%超下落したが、市販類似薬の販売減少が懸念されたようだ。前日買われたZOZO
<3092>は反落し、資生堂<4911>は小幅に下げた。また、新株予約権の発行を発表したWSCOPE<6619>は希薄化懸念が先行し、ストップ安を付けた。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などはしっかり。大株主による株式売出しの価格が決まった新生銀<8303>が売買代金上位にランクイン。朝方は売りが先行したものの、その後買い戻しが広がり3%近く上昇した。中小型株に幕間つなぎ的な物色が向かい、リリースが材料視されたスマバリュ<9417>や高レーティング観測の東京ベース<
3415>が大きく上昇。また、タツモ<6266>やGameWith<6552>が戻り歩調を強め、東証1部上昇率上位に顔を出した。
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