日経平均は6日続落。6日の米国株式市場は高安まちまちだったが、市況悪化への警戒感から半導体関連株が大きく売られ、主力ハイテク株も軟調な展開となった。また、日米貿易摩擦への警戒感などから円相場が1ドル=110円台半ばまで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを嫌気して136円安からスタートした。相次ぐ災害の企業活動への影響も引き続き懸念され、日経平均は後場に入ると一時22172.90円(前日比315.04円安)まで下落したが、その後は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測を支えに下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比180.88円安の22307.06円となった。東証1部の売買高は13億0961万株、売買代金は2兆2622億円だった。業種別では、石油・石炭製品、電気機器、金属製品が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、陸運業、パルプ・紙が上昇率上位だった。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は京セラ<6971>で2銘柄で日経平均を約59円押し下げた。前引け時点と同様に米国半導体株安の流れから半導体関連が全面安となった。日経平均構成銘柄の下落率トップもSCREEN<7735>で7.96%安、同2位はアドバンテ<6857>で7.17%安と半導体関連が並んだ。
一方、値上がり寄与トップはKDDI<9433>、同2位は花王<4452>で、2銘柄で日経平均を約15円押し上げた。そのほか、NTTデータ<9613>や資生堂<4911>が並んだ。関西国際空港が8日にも国際線の運航を再開するとの報道を受け、資生堂などに買戻しの動きが見られた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは関西電力<9503>で3.51%高、同2位は中部電力<9502>で3.26%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 22307.06(-180.88)
値上がり銘柄数 73(寄与度+64.00)
値下がり銘柄数 146(寄与度-244.88)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 2927.5 46.5 +10.35
<4452> 花王 8744 124 +4.60
<9613> NTTデータ 1432 21 +3.90
<4911> 資生堂 7676 104 +3.86
<4568> 第一三共 4338 87 +3.23
<4543> テルモ 6200 40 +2.97
<2801> キッコーマン 5780 80 +2.97
<4578> 大塚HD 5274 63 +2.34
<3382> 7&iHD 4553 53 +1.97
<8267> イオン 2408 48 +1.78
<8252> 丸井G 2483 48 +1.78
<4901> 富士フイルム 4613 47 +1.74
<9009> 京成 3760 80 +1.48
<4151> 協和キリン 1993 31 +1.15
<9735> セコム 9042 31 +1.15
<1721> コムシスHD 3035 30 +1.11
<7951> ヤマハ 5410 30 +1.11
<9007> 小田急 2507 53 +0.98
<9008> 京王 5640 130 +0.96
<9022> JR東海 21960 255 +0.95
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 16915 -1070 -39.70
<6971> 京セラ 6449 -255 -18.92
<6954> ファナック 20690 -465 -17.25
<9983> ファーストリテ 53900 -380 -14.10
<6857> アドバンテ 2446 -189 -14.03
<6762> TDK 12060 -330 -12.24
<4063> 信越化 9733 -266 -9.87
<6988> 日東電 8084 -215 -7.98
<9984> ソフトバンクG 9940 -65 -7.24
<6506> 安川電 3270 -165 -6.12
<7269> スズキ 7091 -134 -4.97
<7735> スクリン 7280 -630 -4.68
<4502> 武田 4374 -114 -4.23
<6976> 太陽誘電 3110 -105 -3.90
<4704> トレンド 6950 -80 -2.97
<1925> 大和ハウス 3178 -78 -2.89
<7270> SUBARU 3089 -77 -2.86
<7203> トヨタ 6596 -71 -2.63
<6301> コマツ 3004 -67 -2.49
<7751> キヤノン 3389 -43 -2.39
<AK>
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