大引けの日経平均は前日比275.38円高の27250.28円となった。東証プライム市場の売買高は10億4008万株、売買代金は2兆7991億円だった。セクターでは海運、ゴム製品、石油・石炭を筆頭に全面高となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は22%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>の主力ハイテク・グロース株が総じて上昇。村田製<6981>、新光電工<6967>のハイテク、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運、NTT<9432>、KDDI<9433>の通信、武田薬<4502>、エーザイ<4523>の医薬品が高い。ほか、INPEX<1605>、出光興産<5019>、三井物産<8031>、コマツ<6301>の市況関連株、ホンダ<7267>、ブリヂストン<5108>、デンソー<6902>の自動車関連も強い動き。しまむら<8227>、ニトリHD<9843>は10月既存店売上高が好感された。円谷フィールズHD<2767>、野村マイクロ<6254>、東リ<
7971>は業績予想の上方修正を受けてそれぞれ急伸。日本電産<6594>は上半期上振れ着地や車載事業の回復が評価された。
一方、ダブル・スコープ<6619>のほか、任天堂<7974>、OLC<4661>、SMC<6273>の値がさ株の一角が軟調。資生堂<4911>、コーセー<4922>、花王<4452>、パンパシHD<7532>、7&I−HD<3382>などディフェンシブ系も総じて冴えない動き。東証プライム市場の値下がり率上位には業績予想を下方修正したトランコム<9058>のほか、ギフティ<4449>、ソースネクスト<4344>、インソース<6200>、レノバ<9519>、マネーフォワード<3994>、インフォマート<2492>などグロース株が多く入った。中外製薬<4519>は決算が冴えず、医薬品セクターの中で逆行安となった。
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