「過剰反応」との指摘も多く、本日は195円高と反発してスタートした。前場の日経平均は22100円を挟んでもみ合う場面が多かったが、後場に入ると一段高となり高値引けした。トルコリラの下げ一服に加え、円相場が1ドル=110円台後半と前日より円安方向に振れたことも支援材料となり、日経平均先物に断続的に買い戻しが入った。
大引けの日経平均は前日比498.65円高の22356.08円となった。東証1部の売買高は12億0624万株、売買代金は2兆0533億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、倉庫・運輸関連業、精密機器、情報・通信業、陸運業、電気・ガス業が上昇率上位だった。
個別では、指数寄与度の大きいソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が4%
前後の上昇。ソフトバンクGは一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。スズキ<7269>も5%高と上げが目立った。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>などがしっかり。中小型株では好決算のVテク<7717>が商いを伴って急伸した。また、アミューズ<4301>や光通信<9435>、キュービーネットHD<6571>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、東海カーボ<5301>、SUMCO<3436>、武田薬<4502>などが軟調で、三井住友<8316>やみずほ<8411>は小幅に下げた。決算発表銘柄ではワタミ
<7522>などが急落。また、ワイヤレスG<9419>や新川<6274>が東証1部下落率上位に顔を出した。
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