大引けの日経平均は前日比317.23円高の31233.54円となった。東証プライムの売買高は11億9414万株、売買代金は3兆5095億円だった。セクターでは海運業、卸売業、銀行業などが上昇。一方、食料品、陸運業、小売業の3業種が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は32%となった。
個別では、ソシオネクスト<6526>、ソフトバンクG<9984>、三菱重<7011>、キヤノン<7751>、ホンダ<7267>、HOYA<7741>が高く、郵船<9101>など海運株、三井物<8031>など商社株、アドバンテスト<6857>など半導体関連株、INPEX<1605>など資源・エネルギー関連株、三井住友<8316>など銀行株、東京海上HD<8766>など保険株、三井不<8801>など不動産株が上げた。個別の材料では、発行済株式数の2.09%上限の自社株買いを発表した北陸ガス<9537>、東証スタンダードでは、特別利益の計上見込みを発表したDLE
<3686>、太陽光発電所用地の売却を発表したベクター<2656>、卓球審判のエッジ判定をサポートするAIエッジ判定システムの開発に着手すると発表したダイワ通信<7116>、経産省がデータセンター開設を補助するとの報道が手掛かりとなったBBタワー<3776>が買われた。
一方、レーザーテック<6920>、アステラス薬<4503>、トヨタ<7203>、日立<6501>、任天堂<7974>が安く、個別の材料では、連結米国子会社で不適切な不動産取得が判明したと発表したフジクラ<5803>、東証スタンダードでは、23年2月期決算が従来予想を下回ったジオコード<7357>、24年3月期営業損益が0.80億円の赤字予想と発表したウィルソンLW<9610>、上半期営業利益が前年同期比2.5倍となったが材料出尽くし感が先行したキタック<4707>が軟調な展開となった。 <SK>
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