個別では、マザーズ時価総額トップのメルカリ<4385>が週間で3.6%高となったほか、一部証券会社の新規レーティング付与が観測されたSansan <4443>は同21.4%高と大きく上昇した。そーせいグループ<4565>は同2.1%安となったが、肺疾患治療薬が中国で保険収載され、週末にかけて買われる場面があった。また、インパクトHD<6067>が週間の売買代金、上昇率ともマザーズトップ。インドの合弁先に関する一部報道を受けて思惑買いが向かった。トビラシステムズ<4441>、エクスモーション<4394>なども大きく上昇した。反面、フィット<1436>やEduLab<4427>が下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同10.2%高。一部証券会社のレーティング引き上げが観測された。東映アニメーション<4816>は同6.5%高となったが、親子上場を巡る思惑から買われたようだ。その他はハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同4.5%高、セリア<2782>が同5.7%安と高安まちまち。売買代金上位ではメイコー<6787>が大きく買われ、タツミ<7268>が週間のジャスダック上昇率トップとなった。反面、フジタコーポレーション<3370>や日本一ソフトウェア<3851>が下落率上位に顔を出した。
今週の新興市場では、中小型株の循環物色が続きそうだ。マザーズ指数は企業決算の発表が一巡した11月半ばから急ピッチの上昇を見せている。足元では利益確定の売りも出ているようだが、米中関係への懸念などから大型株の買いが手控えられ、引き続き中小型株に資金が向かいやすいだろう。今週から12月IPOのブックビルディング(BB)が増えるため、参加に伴い個人投資家の資金が拘束される点は懸念材料となる。ただ、目先は株価上昇で好循環が続きそうだ。
今週は、12月4日にLink-U<4446>、12月6日にHEROZ<4382>、日本スキー場開発<6040>、OSGコーポレーション<6757>などが決算発表を予定している。Link-Uは集英社との業務提携を発表し、先週末に株価が大きく上昇。OSGコーポは前四半期の決算がポジティブに、対照的にHEROZはネガティブに受け止められたが、今回の決算にも注目したい。先週末発表の決算ではウチダエスコ<4699>などが好感されているようだ。
IPO関連では、12月2日に名南M&A<7076>が名証セントレックスへ新規上場する。同社はM&A(企業の合併・買収)の仲介・コンサルティングを手掛ける。地方市場上場案件としては公開規模がやや大きいが、中小企業におけるM&Aニーズの高まりが追い風になると期待されているようだ。なお、今週はフリー<4478>など12社が新たにBB期間に入る。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
名南M&Aのニュース一覧- <03月29日の25日・75日移動平均線ゴールデンクロス銘柄> 2024/03/30
- 2024年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) 2024/02/13
- 名南M&A、10-12月期(1Q)経常は黒字浮上で着地 2024/02/13
- 非上場の親会社等の決算に関するお知らせ 2023/12/25
- 支配株主等に関する事項について 2023/12/25
マーケットニュース
- クマ出没・被害急増で政府が対応強化、「鳥獣対策」関連株を総ざらい <株探トップ特集> (04/23)
- 明日の株式相場に向けて=渇望される米利下げと恐怖のアノマリー (04/23)
- ダウ平均は続伸して始まる 128ドル高 ナスダックも続伸=米国株オープン (04/23)
- ダウ先物は上昇続く 前日の動きで調整一服感も=米国株 (04/23)
名南M&Aの取引履歴を振り返りませんか?
名南M&Aの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。