と大幅に続伸。日経平均は219.11円高と27000円を回復してスタート。ただ、連日の急伸の反動のほか、時間外取引のダウ平均先物が軟化したこともあり、寄り付き直後を
高値に失速。その後は心理的な節目をサポートに底堅さも見られたがやや軟化。連休明けの香港ハンセン指数の急伸を支援要因に午後は持ち直したものの、こう着感が強く、後場の値幅は100円未満となった。
大引けの日経平均は前日比128.32円高の27120.53円となった。東証プライム市場の売買高は11億8570万株、売買代金は2兆8269億円だった。セクターでは精密機器、繊維製品、非鉄金属が上昇率上位となった一方、建設、パルプ・紙、食料品が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は46%だった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、信越化学<4063>、HOYA<7741>、SMC<6273>など主に値がさ株の上昇が目立った。ファーストリテ<9983>は9月既存店売上の2ケタ増も小幅な上昇にとどまった。村田製<6981>、太陽誘電<6976>、イビデン
<4062>、新光電工<6967>などハイテクの一角が全般堅調。材料処では、旧村上ファンド系による大量保有が判明したアークランズ<9842>が急伸。9月既存店売上の好調が評価されたABCマート<2670>も大きく上昇した。F&LC<3563>、KeePer技研<6036>は目標株価引き上げを受けて大幅高。目立った動きではないが、上半期決算の堅調さが確認されたウエルシアHD<3141>、半導体装置新工場の建設報道が伝わったキヤノン<7751>
も買い優勢となった。
一方、東エレク<8035>、スクリン<7735>、三井ハイテック<6966>などの半導体関連の一角が軟調。値がさ株ではファナック<6954>が下落した。米長期金利の軟化を背景に三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>のメガバンクが弱含み。第一三共
<4568>、武田薬<4502>の医薬品、JR東日本<9020>、JR東海<9022>の陸運、三菱重工<7011>、IHI<7013>の防衛関連なども冴えない動きとなった。トヨタ自<7203>、三菱自<7211>など自動車関連のも一部で弱い動きが見られた。エスプール<2471>は6-8月期の営業減益が嫌気されて急落。イオンモール<8905>も決算が売り材料視された。良品計画<
7453>は既存店売上の軟調継続を受けて下落となった。
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