日経平均は反落、米景気減速への警戒から売り優勢に
大引けの日経平均は前日比192.96円安の37554.49円となった。東証プライム市場の売買高は16億6584万株、売買代金は4兆2166億円だった。セクターでは、海運業、輸送用機器、石油・石炭製品などが下落した一方で、金属製品、陸運業、倉庫・運輸関連業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は35%、対して値下がり銘柄は61%となっている。
個別では、郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株のほか、三菱重工業<7011>、IHI<7013>、任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテ<9983>、川崎重工業<7012>、キーエンス<6861>、サンリオ<8136>、三菱UFJFG<8306>などが下落した。そのほか、傘下の日本郵便に対して国土交通省が月内にも自動車貨物運送の事業許可を取り消す方針を固めたと伝わった日本郵政<6178>が大幅安、住友ファーマ<4506>、積水ハウス<1928>、川崎汽船<9107>などが値下がり率上位となった。
一方、アドバンテスト<6857>やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などの一部の半導体関連株が堅調に推移。また、フジクラ<5803>、日立<6501>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、楽天銀行<5838>、良品計画<7453>、メルカリ<4385>などが上昇した。ほか、ダルトンの大株主浮上を材料視されたセンコーHD<9069>が急騰、メンバーズ<2130>、双葉電子工業<6986>、東邦亜鉛<5707>などが値上がり率上位となった。
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