大引けの日経平均は前日比127.80円安の23215.71円となった。東証1部の売買高は11億
7125万株、売買代金は2兆1940億円だった。業種別では、金融、空運の2業種のみが小幅にプラスで、残る31業種はマイナス推移となり、中でも鉄鋼、鉱業、石油が下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は62%となった。
個別では、売買代金上位では、昨日の大幅下落からの反発といった形でソフトバンクG
<9984>やファーストリテ<9983>が小幅高となり、任天堂<7974>もしっかり。インバウンド需要の減少懸念から連日の下落が目立っていた資生堂<4911>も本日は押し目買いが入り2%超の上昇。また、半導体関連も前場ではほぼ全面安だったが、後場に入ってからはアドバンテスト<6857>が2%近くまで上昇するなど一部で押し目買いがみられた。そのほか個別では、第3四半期の累計営業利益が減益となった東洋シヤッター<5936>やナガワ<9663>、第3四半期の減益率が一段と悪化し通期見通しも大幅な減益予想となったKOA<6999>などが東証1部の下落率上位となった。一方、通期業績予想を大幅に上方修正した小野測器<6858>、第1四半期決算が大幅増益となり上半期業績予想を上方修正したインソース<6200>、通期の売上高予想を小幅に上方修正したSMK<6798>などが東証1部の上昇率上位に躍り出た。
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