米国株は高安まちまちだったものの、為替が一時1ドル155円台をつけるなど前日の大引け時点より1円超円高に振れたことが嫌気されて、東京市場は売り優勢で取引を開始。日経平均は下げ幅を300円超まで広げる場面が見られた。売り一巡後は、25日移動平均線が位置する38552円水準が下値支持線として意識されて下げ止まったが、終始マイナス圏での推移となった。
大引けの日経平均は前日比85.57円安(-0.22%)の38837.46円となった。東証プライム市場の売買高は17億486万株、売買代金は4兆2702億円。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、保険業、電気・ガス業、銀行業などが下落した一方、その他製品、サービス業、不動産業、空運業、倉庫・運輸関連業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。
日経平均採用銘柄では、原油価格の下落を受けて、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>が下落した。また、SOMPOホールディングス<8630>、千葉銀行<8331>、ふくおかフィナンシャルHD<8354>、りそなホールディングス<8308>、東京海上HD<8766>など足元買われていた金融株が弱い。
一方、リクルートHD<6098>が上場来高値を更新したほか、メルカリ<4385>、ネクソン<3659>が上昇。また、住友ファーマ<4506>のリバウンドも継続。このほか、ヤマハ<7951>、富士通<6702>、古河電工<5801>、ソニーグループ<6758>、三菱重工業<7011>が買われた。
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