【↓】日経平均 大引け| 暴落、欧米株安や円高で史上最大の下げ幅に (8月5日)
日経平均株価
始値 35249.36
高値 35301.18(09:01)
安値 31156.12(14:53)
大引け 31458.42(前日比 -4451.28 、 -12.40% )
売買高 40億8980万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆9674億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は暴落、4451円安で3万2000円台割れ
2.ブラックマンデーの時を上回る、歴代1位の下落幅
3.米国では雇用統計の結果を受け景気後退懸念が浮上
4.米長期金利の急低下を背景に為替市場で円高が加速
5.値下がり銘柄が99%占め、売買代金8兆円に膨らむ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比610ドル安と続落した。7月の米雇用統計が市場予想を下回る内容だったことから景気減速懸念が強まり売りが優勢となった。
週明けの東京市場ではリスクオフ相場が加速し、日経平均株価は暴落、ブラックマンデー時を上回る史上最大の下げ幅を記録、歴史に残る1日となった。
5日の東京市場は、リスクオフ一色となり、一気に3万1000円台まで水準を切り下げた。前週末の欧米株市場が文字通りの全面安。米国株市場では7月の米雇用統計の内容が市場コンセンサスを下回り、米経済の急減速に対する警戒感が一気に強まった。ダウは一時1000ドル近い下げをみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も連日で400ポイントを上回る下げとなった。米長期金利の低下を背景に外国為替市場で急激な円高が進行した。東京市場では世界的な株安と為替の急激な円高進行が嫌気され、売りが売りを呼ぶ展開となった。プライム市場の値下がり銘柄数は1600を超え、全体の99%の銘柄が下落。商いも急拡大、全体売買代金は約8兆円に膨らんだ。
個別では、売買代金トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が急落、三井住友フィナンシャルグループ<8316>はストップ安に売られた。東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>もストップ安となるなど半導体製造装置の主力銘柄の下げも際立つ。三菱重工業<7011>が急落、日立製作所<6501>、任天堂<7974>などの下げも目立つ。このほか、霞ヶ関キャピタル<3498>、三井E&S<7003>がストップ安となるなど値幅制限いっぱいに売られる銘柄が相次いでいる。
半面、アバントグループ<3836>が急騰、タキロンシーアイ<4215>も大幅高、トランザクション<7818>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、JMDC<4483>などが上昇した。
日経平均構成銘柄に上昇はなし。日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約1566円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)医薬品、(4)パルプ・紙、(5)小売業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)保険業、(2)銀行業、(3)証券商品先物、(4)非鉄金属、(5)海運業。
■個別材料株
△第一建設 <1799> [東証S]
今期経常を一転12%増益に上方修正。
△亀田製菓 <2220> [東証P]
25年3月期業績予想を上方修正。
△アバントG <3836> [東証P]
今6月期営業2割増益見通しで過去最高更新続き大幅増配も実施へ。
△クラウドW <3900> [東証G]
第3四半期大幅増収増益と初配当、記念株主優待を好感。
△JMDC <4483> [東証P]
7-9月期大幅増収増益予想を好感。
△アグロカネシ <4955> [東証S]
上期業績の計画上振れと配当予想の増額修正を好感。
△OBARAG <6877> [東証S]
4-6月期(3Q)経常は33%増益。
△APAMAN <8889> [東証S]
MBO発表でTOB価格729円にサヤ寄せ。
▼YKT <2693> [東証S]
上期経常が赤字転落で着地・4-6月期は57%減益。
▼NITTAN <6493> [東証S]
4-6月期(1Q)最終は赤字転落で着地。
▼ザイン <6769> [東証S]
上期営業が赤字転落で着地・4-6月期も赤字転落。
▼日本光電 <6849> [東証P]
上期経常を57%下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アバントG <3836>、(2)タキロンCI <4215>、(3)リズム <7769>、(4)トランザク <7818>、(5)亀田製菓 <2220>、(6)ポーラHD <4927>、(7)サックスバー <9990>、(8)河合楽 <7952>、(9)JMDC <4483>、(10)あさひ <3333>。
値下がり率上位10傑は(1)霞ヶ関C <3498>、(2)三井E&S <7003>、(3)gumi <3903>、(4)日本光電 <6849>、(5)千葉銀 <8331>、(6)TOREX <6616>、(7)オープンG <6572>、(8)フロンティM <7038>、(9)I・PEX <6640>、(10)DDグループ <3073>。
【大引け】
日経平均は前日比4451.28円(12.40%)安の3万1458.42円。TOPIXは前日比310.45(12.23%)安の2227.15。出来高は概算で40億8980万株。東証プライムの値上がり銘柄数は14、値下がり銘柄数は1625となった。東証グロース250指数は485.02ポイント(91.27ポイント安)。
[2024年8月5日]
株探ニュース
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