日経平均株価
始値 23449.28
高値 23468.15(13:30)
安値 23360.43(09:45)
大引け 23424.81(前日比 +32.95 、 +0.14% )
売買高 11億4442万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆9935億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、FOMC通過後の堅調な米国株に追随
2.ドル安・円高などを受け上値も重く、一時はマイナス圏に沈む場面も
3.依然模様眺め感強いが、半導体関連株などが買われ全体相場を下支え
4.値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回り、TOPIXはマイナス
5.相場全般は調整ムードが漂い、売買代金も2兆円台を下回る状況続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは29ドル高と3日ぶりに小反発した。FOMC声明を受け、低金利継続期待でハイテク株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、朝方は買い優勢でスタートしたものの、その後は売りに押される展開となり、日経平均株価は前日終値を下回る場面もあった。その後は再びプラス圏に切り返したが、値下がり銘柄が多かった。
12日の東京市場は、前日の米国株市場ではFOMCの結果を受けて主要株指数が高く、これを受けて寄り付きはリスク選好の流れとなった。ただ、外国為替市場でドル安・円高が進み、上値の重い展開を強いられた。ECB理事会や英国議会選挙の結果を前に積極的な買いは入りづらく、15日に対中関税第4弾の引き上げ期限を迎えることもあって、目先筋がポジション調整の売りを出し日経平均はいったんマイナス圏に沈んだ。米株市場の地合いを引き継ぎ、半導体関連株などが買われたことで、その後は日経平均も切り返す展開となったが、東証1部の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回るなど調整ムード。TOPIXはマイナス圏で着地しており、売買代金は本日も2兆円に届かなかった。
個別では、東京エレクトロン<8035>が1000円を超える上昇、SUMCO<3436>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体関連株への買いが目立った。キーエンス<6861>、SMC<6273>なども高い。第一三共<4568>が高く、三菱地所<8802>などもしっかり。大真空<6962>が急伸、巴コーポレーション<1921>は値上がり率トップに買われた。エー・アンド・デイ<7745>、日本通信<9424>なども高い。
半面、売買代金トップの任天堂<7974>が値を下げ、HOYA<7741>も冴えない。いであ<9768>、グッドコムアセット<3475>が大きく利食われた。ピジョン<7956>、神戸物産<3038>が下落、日本水産<1332>も水準を切り下げた。Hamee<3134>は値下がり率トップに売られた。ミサワ<3169>が大幅安となったほか、木村化工機<6378>が続落。昭和電線ホールディングス<5805>も利食われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、信越化 <4063> 、SBG <9984> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約78円。うち39円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はコナミHD <9766> 、テルモ <4543> 、塩野義 <4507> 、中外薬 <4519> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約23円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)金属製品、(2)機械、(3)不動産業、(4)電気機器、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)その他製品、(3)鉱業、(4)証券商品先物、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△太洋基礎 <1758> [JQ]
第3四半期の好業績と自社株買い。
△クロスプラス <3320> [東証2]
今期経常を75%上方修正、配当も2円増額。
△神島化 <4026> [東証2]
上期経常が53%増益で着地・8-10月期も3.2倍増益。
△ニイタカ <4465>
上期経常を36%上方修正・10期ぶり最高益更新へ。
△ナガオカ <6239> [JQ]
上限1万株の自社株買いを発表。
△ベストワン <6577> [東証M]
8-10月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地。
△インスペック <6656> [東証2]
東海東京証券でが新規に買い推奨。
△プラザクリエ <7502> [JQ]
バーチャルタレントのグッズ製作協業を発表。
△センコン物流 <9051> [JQ]
上限9.5%の自社株買いを発表。
△テレ朝HD <9409>
ゴールドマン・サックス証券が新規に買い推奨。
▼アクセルM <3624> [東証M]
東証が信用規制。
▼バンクオブイ <4393> [東証M]
「クリプトラクト」「ミトラスフィア」の海外配信開始時期を再延期。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)巴 <1921> 、(2)大真空 <6962> 、(3)ジェコス <9991> 、(4)ローツェ <6323> 、(5)アクセル <6730> 、(6)A&D <7745> 、(7)RSテクノ <3445> 、(8)日本通信 <9424> 、(9)Jディスプレ <6740> 、(10)Jマテリアル <6055> 。
値下がり率上位10傑は(1)Hamee <3134> 、(2)りたりこ <6187> 、(3)いであ <9768> 、(4)グッドコムA <3475> 、(5)ミサワ <3169> 、(6)オリバー <7959> 、(7)Jミート <3539> 、(8)システムサポ <4396> 、(9)ダイセキS <1712> 、(10)ソウルド <6553> 。
【大引け】
日経平均は前日比32.95円(0.14%)高の2万3424.81円。TOPIXは前日比2.12(0.12%)安の1712.83。出来高は概算で11億4442万株。東証1部の値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は1342となった。日経ジャスダック平均は3735.15円(3.07円安)。
[2019年12月12日]
株探ニュース
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