大引けの日経平均は前日比410.05円高の24105.28円となった。終値としては年初来高値を更新し、2018年10月3日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は13億4474万株、売買代金は2兆7052億円だった。業種別では、医薬品、精密機器、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、鉱業、鉄鋼、保険業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は26%となった。
個別では、エーザイ<4523>が買い気配のままストップ高比例配分。アルツハイマー型認知症治療薬が米食品医薬品局(FDA)から高評価を受けていると伝わった。米ハイテク株高が支援材料となったソフトバンクG<9984>、バイデン氏の大統領就任で通商摩擦緩和が期待される東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などのハイテク株は大幅に上昇。その他売買代金上位もソニー<6758>や任天堂<7974>など全般堅調だったが、10月の売上推移速報を発表したファーストリテ<9983>は小幅高にとどまった。また、運用会社による株式公開買付け(TOB)実施が発表された京阪神ビ<8818>などは急伸し、エーザイとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、米長期金利の低下に伴い三井住友<8316>などの金融株が軟調。ファナック<6954>は下げ渋るも小幅安で取引を終えた。決算が嫌気されたリコー<7752>は急落し、ヤマシンF<6240>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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