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東京株式(大引け)=18円高、配当権利落ちも押し目買い優勢で反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/27 15:54
 27日の東京株式市場は、前日の米株安などを背景に売りが先行したが、下値も頑強で寄り後は買い戻される展開となった。ただ、上値も重かった。

 大引けの日経平均株価は前日比18円52銭高の2万2911円21銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は9億8124万株、売買代金概算は1兆7089億7000万円。値上がり銘柄数は1472、対して値下がり銘柄数は494、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は、引き続き商い低調ななか方向感の定まりにくい展開。配当権利落ちの影響もあって売り優勢で始まった後は、押し目買いが入り日経平均はプラス圏に切り返した。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに軟調でアップルをはじめハイテク株への売りが目立ったことから、これが東京市場の重荷となるとみられていた。外国為替市場でも1ドル=113円20銭近辺の推移と前日よりやや円高傾向で推移していたことも警戒された。しかし、半導体装置関連や電子部品関連が比較的堅調な動きをみせたことが、投資家心理を改善させた。また、原油価格の上昇を背景に資源関連や石油株、総合商社株などに買いが入り全体相場を支えた。もっとも、商い薄のなか上値の重さも意識され、日経平均は小幅高にとどまった。

 個別では任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし堅調、ファーストリテイリング<9983.T>も買い優勢となったほか、三菱商事<8058.T>川崎重工業<7012.T>も上昇した。国際石油開発帝石<1605.T>、JXTGホールディングス<5020.T>なども高い。また、セレス<3696.T>、カーリットホールディングス<4275.T>が値を飛ばし、オプトラン<6235.T>フィックスターズ<3687.T>アカツキ<3932.T>も買われた。

 半面、キヤノン<7751.T>JT<2914.T>などきょう権利落ち日となった12月決算銘柄が値を下げている。平和堂<8276.T>が大幅安、ハイデイ日高<7611.T>も大きく値を下げた。オハラ<5218.T>が利食われたほか、科研製薬<4521.T>カチタス<8919.T>ヤマシンフィルタ<6240.T>なども安い。オーバル<7727.T>住友ゴム工業<5110.T>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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