(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直しに伴う売り需要発生が警戒されたが、その後あく抜けに期待した買いも入って下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比93.18円安の28549.01円となった。東証1部の売買高は24億0432万株、売買代金は5兆5995億円だった。業種別では、鉄鋼、海運業、鉱業が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、空運業、輸送用機器、医薬品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、HOYA<7741>、村田製<6981>、信越化<4063>、富士通<6702>が2~3%の下落。富士通は同社製ツールから政府情報が流出していたと伝わり、懸念した売りが出た。任天堂<7974>やファーストリテ<9983>は小安い。ノジマとの提携解消協議を始めると伝わったスルガ銀<8358>は売りがかさみ、ミツウロコHD<8131>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>がしっかり。名鉄<9048>はMSCI除外となるが、買い戻しで3%超の上昇。アステラス薬<4503>は前日発表の中期経営計画が評価され、やはり3%超上昇した。また、今期業績・配当予想等を発表したタチエス<7239>、投資判断引き上げ観測のGunosy<6047>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
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