大引けの日経平均は前日比358.49円高の22945.50円となった。終値としては6月10日以来、およそ1カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は12億4571万株、売買代金は2兆2092億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、鉱業、鉄鋼、機械、不動産業、卸売業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は12%となった。
個別では、ソニー<6758>が2%超上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>などが堅調。前日発表された中国の6月貿易統計が買い材料視され、ファナック<6954>やSMC<6273>といった設備投資関連株の上昇が目立った。新型電気自動車(EV)を発表した日産自<7201>は7%超の上昇。決算が好感されたイズミ<8273>はストップ高水準まで買われ、PRTIMES<3922>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、半導体関連のレーザーテック<6920>が4%近く下落し、アドバンテス<6857>も小安い。日経平均採用銘柄ではエーザイ<4523>や協和キリン<4151>といったディフェンシブ関連株の一角が軟調だった。また、Gunosy<6047>やIDOM<7599>は決算を受けて売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。
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