日経平均は大幅反落、直近の過熱感に対する利食い売り優勢
米国株式市場は下落。ダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75ポイント安の23024.63で取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。
米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は69.72円安の48510.72円と反落して取引を開始。その後は、想定以上の好決算発表で安心感が優勢となったファーストリテ<9983>が下支えしたが、売り優勢の展開が続いて下げ幅を広げた。日経平均は昨日大幅高となり、25日移動平均線との乖離率が7.73%に拡大するなど高値警戒感が強まっていたため、幅広い銘柄で利益確定売りが出やすかった。さらに、政治空白が長期化していることに加え、次期新政権の枠組みが不透明なことなども投資家心理を慎重にさせた。
個別では、ファーストリテ、ファナック<6954>、良品計画<7453>、テルモ<4543>、ベイカレント<6532>、安川電<6506>、SMC<6273>、荏原<6361>、キーエンス<6861>、中外薬<4519>、資生堂<4911>、横河電<6841>、楽天グループ<4755>、OLC<
4661>といった銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソニーG<
6758>、TDK<6762>、日東電<6988>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、HOYA<7741>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、京セラ<6971>、ダイキン<6367>などは下落。
業種別では、証券・商品先物取引業、石油・石炭業、鉱業などが下落した一方で、小売業のみが上昇した。
後場の日経平均株価は、円安一服感も台頭する中、引き続き直近の上昇に対する利食い売りが優勢となりそうだ。ただ、米国での根強い利下げ継続期待に加えて、国内では高市新総裁の今後に期待する動きもあり、積極的に売り進む材料は乏しい。下落基調が継続する可能性を伴いつつも、主力株を中心とした物色が支えに入る可能性も残っている。
<AK>
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