日経平均;27225.17;+69.03TOPIX;1901.42;-0.02
[寄り付き概況]
19日の日経平均は69.03円高の27225.17円と続伸して取引を開始した。前日18日のダウ平均は337.98ドル高の30523.80ドル、ナスダックは96.60ポイント高の10772.40で取引を終了した。9月鉱工業生産・設備稼働率の予想以上の改善で景気減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。その後も、銀行の好決算を好感した買いに加え、長期金利の上昇も一段落したためハイテクも買われ相場を後押しし、主要株式指数は終日堅調に推移した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=149円20銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高に振れるなど円安・ドル高傾向が継続していることが東京市場で輸出株などの株価を支えた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が継続し、昨日の海外市場で米長期金利が一時4%台に乗せるなど高止まりの展開となっており、東京市場の株価の重しとなった。また、このところの円安・ドル高に関しては、輸出企業の株価下支え要因となるとの見方がある一方、輸入物価の上昇による企業収益の下押し圧力になることに加え、政府・日銀による円買い介入警戒感もあり、一方的な株価支援要因とはなりにくいとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日はSBIリーシングサービス<5834>が東証グロースに上場した。
セクター別では、電気・ガス業、機械、水産・農林業、ゴム製品、サービス業などが値上がり率上位、海運業、鉱業、石油石炭製品、陸運業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、7&iHD<3382>、SMC<6273>、大阪チタ<5726>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、エーザイ<4523>、マネーフォワード<3994>、ファナック<6954>、オリンパス<7733>、ファーストリテ<9983>、ルネサス<6723>、HOYA<7741>、ダブル・スコープ<6619>などが上昇。他方、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>、村田製<6981>、INPEX<1605>、日本電産<6594>、JR東<9020>、JR東海<9022>、JAL<9201>、三井住友<8316>、武田薬<4502>などが下落している。
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