(-0.04%)の5202.39で取引を終了した。3月雇用統計の強い結果を受けた底堅い成長期待に引き続き買われ、寄り付き後、上昇。しかし、金利の上昇が重しとなり上値を抑制し相場は下落に転じた。ただ、3月消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控え、終日調整色が強くもみ合いが続き、まちまちで終了。
米国株が高安まちまちのなか、為替が1ドル151円80銭台と引き続き円安水準で推移していたことから、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は、値がさ半導体銘柄の上昇が押し上げたことで高値引けとなった。一方、3月の米CPI待ちの状況となり積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は1月30日以来となる4兆円割れとなった。
大引けの日経平均は前日比426.09円高(+1.08%)の39773.13円となった。東証プライム市場の売買高は15億5143万株、売買代金は3兆9596億円。セクター別では、非鉄金属、卸売業、空運業、不動産業、輸送用機器などが上昇した一方、パルプ・紙、医薬品、海運業、建設業、精密機器の5セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69%、対して値下がり銘柄は26%となっている。
日経平均採用銘柄では、群馬県に半導体素材の新工場をつくると報じられた信越化学<4063>が買い優勢となったほか、東エレク<8035>、SMC<6273>、荏原製作所<6361>
も買われた。このほか、安川電機<6506>、フジクラ<5803>、住友鉱山<5713>、三菱地所<8802>が買われた。
一方、京成電鉄<9009>、DIC<4631>、ZOZO<3092>、清水建設<1803>が売り優勢となったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723>、サッポロホールディングス<2501>も弱い。日経平均採用以外の銘柄では、ローム<6963>がCB発行による潜在的な希薄化が嫌気されて売られた。
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