大引けの日経平均は前日比93.80円安の25634.34円となった。東証1部の売買高は13億6824万株、売買代金は2兆8636億円だった。業種別では、鉄鋼、非鉄金属、鉱業が下落率上位だった。一方、その他製品、陸運業、建設業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の57%、対して値上がり銘柄は38%となった。
個別では、ファーストリテ<9983>が2%超の下落となり、1銘柄で日経平均を約70円押し下げた。東エレク<8035>やアドバンテス<6857>といった半導体関連株もやや下げが目立ち、直近上昇していた銘柄に利益確定の売りが出たとみられる。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>や三菱UFJ<8306>が軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。新型コロナ再拡大を受けてくら寿司<2695>などの外食関連株は売りがかさんだ。
また、GDO<3319>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、「ウィズコロナ」グロース(成長)株の任天堂<7974>やエムスリー<2413>は2%超、ZHD<4689>は6%
上昇した。ソフトバンク<9434>やNTT<9432>といった通信株も堅調。SGHD<9143>は「巣ごもり消費」再拡大の思惑、シャープ<6753>は日経平均への採用で買われ、日本金属<5491>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
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