日経平均株価
始値 23754.96
高値 23842.05(12:32)
安値 23672.52(15:00)
大引け 23672.52(前日比 +251.98 、 +1.08% )
売買高 16億0235万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆9670億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で4連騰、一時400円超の上昇をみせる場面も
2.米中貿易摩擦懸念の後退で米株高、円安、アジア株上昇が株高を後押し
3.中国株市場は前日に続き大きく上値追い、投資家心理の改善につながる
4.日銀の金融政策会合は大方の予想通り現状維持で全体への影響みられず
5.84%の銘柄が上昇する買い気の強い地合い、売買代金も高水準が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは184ドル高と反発した。米国が、中国製品に対して2000億ドル相当の追加関税を発表したが、海外市場が堅調に推移したことで安心感を呼び買いが優勢となった。
東京市場ではリスク選好ムードが継続し、朝方から大きく買いが先行、日経平均株価は一時400円を超える上昇をみせる場面があった。
19日の東京市場はリスクオン全開モード、前週末に日経平均2万3000円ラインを突破したことで空売り筋が買い戻しを急ぎ、踏み上げ相場の色彩を強めた。米中貿易摩擦問題への懸念が後退するなか、米国株市場で主要指数がいずれも上昇、米長期金利上昇を背景に足もと外国為替市場でドル高・円安に振れたこともポジティブに作用した。中国・上海株が前日に続き大きく上昇したほかアジア株が総じて高く、これも投資家の買い安心感を誘った。日銀の金融政策決定会合は現状維持で大方の想定通りとなり、全般相場への影響はみられなかった。日経平均は後半伸び悩んだものの、日経平均寄与度の高いファーストリテの下落が足を引っ張った形で、実際は全体の84%の銘柄が上昇する非常に買い気の強い地合いだったといえる。東証1部の売買代金は前日に続き3兆円近くまで膨らみ投資マインドの改善を物語っている。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が大きく買われ、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>なども買い優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、安川電機<6506>、キーエンス<6861>も値を上げた。ランドビジネス<8944>、TATERU<1435>が値幅制限いっぱいに買われたほか、Ubicomホールディングス<3937>も急伸。ヤマシンフィルタ<6240>も商いを膨らませ値を飛ばした。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、武田薬品工業<4502>、花王<4452>も売りに押された。JAL<9201>、テルモ<4543>も軟調。サムティ<3244>、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>が急落したほか、グレイステクノロジー<6541>、ジャパンベストレスキューシステム<2453>も大幅安。レノバ<9519>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、リクルート <6098> 、ダイキン <6367> 、ファナック <6954> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約92円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、花王 <4452> 、エーザイ <4523> 、KDDI <9433> 。押し下げ効果は約73円。うち53円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)保険業、(3)機械、(4)不動産業、(5)サービス業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)海運業、(3)精密機器、(4)水産・農林業、(5)情報・通信業。
■個別材料株
△省電舎HD <1711> [東証2]
不適切な会計処理の再発防止策を発表。
△MV九州 <3171> [JQ]
上期経常を10%上方修正。
△グロバルLM <3486> [東証M]
1→2の株式分割を実施。
△小松精 <3580>
18日放送の「ガイアの夜明け」で紹介。
△CRI <3698> [東証M]
統合型サウンドミドルウェアの大型アップデートを実施。
△ニーズウェル <3992> [東証2]
今期最高益予想を3%上乗せ。
△アドベンチャ <6030> [東証M]
「skyticketレンタカー」でトヨタレンタカー取り扱い開始。
△RPA <6572> [東証M]
子会社がRPA女子人材育成のMAIAと業務提携。
△原田工業 <6904> [東証2]
東証1部に指定。
△ランビジネス <8944>
6.58%を上限に自社株買いを実施。
▼サムティ <3244>
日証金が19日から貸借取引で申込停止措置。
▼ツナグS <6551>
今期経常を一転15%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ランビジネス <8944> 、(2)TATERU <1435> 、(3)Ubicom <3937> 、(4)積化成 <4228> 、(5)ツバキナカ <6464> 、(6)ファストロジ <6037> 、(7)MARUWA <5344> 、(8)銭高組 <1811> 、(9)大阪製鉄 <5449> 、(10)C&Fロジ <9099> 。
値下がり率上位10傑は(1)サムティ <3244> 、(2)キャリインデ <6538> 、(3)ヘリオスTH <6927> 、(4)グレイス <6541> 、(5)ブイキューブ <3681> 、(6)キムラタン <8107> 、(7)JBR <2453> 、(8)エムアップ <3661> 、(9)レノバ <9519> 、(10)オハラ <5218> 。
【大引け】
日経平均は前日比251.98円(1.08%)高の2万3672.52円。TOPIXは前日比25.78(1.46%)高の1785.66。出来高は概算で16億0235万株。東証1部の値上がり銘柄数は1775、値下がり銘柄数は279となった。日経ジャスダック平均は3779.25円(24.53円高)。
[2018年9月19日]
株探ニュース
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