日経平均;32774.21;+15.23TOPIX;2316.95;+0.09
[寄り付き概況]
19日の日経平均は15.23円高の32774.21円と反発して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は0.86ドル高の37306.02ドル、ナスダックは90.89ポイント高の14904.81で取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後、上昇。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセール(COST)の上昇も相場を押し上げた。一部連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えた。終盤にかけダウ平均は失速したが連日で過去最高値を更新、相場はプラス圏を維持し終了した。
今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅高だったが、主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均は下落したものの、下値支持線として意識される75日線を下回らず、午後は下げ幅を縮める動きとなったことから、株価の下値は堅いとの見方もあった。一方、今日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。今日はエスネットワークス<5867>が東証グロースに上場した。
セクター別では、保険業、鉱業、食料品、石油石炭製品、その他製品などが値上がり率上位、海運業、鉄鋼、非鉄金属、卸売業、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、東京海上<8766>、ANYCOLOR<5032>、キヤノン<7751>、日本郵政<6178>、任天堂<7974>、INPEX<1605>、味の素<2802>、7&iHD<3382>、資生堂<4911>、アサヒ<2502>、三井住友<8316>、KDDI<9433>などが上昇。他方、日本製鉄<5401>、郵船<9101>、HOYA<7741>、第一三共<4568>、商船三井<9104>、川崎船<9107>、コマツ<6301>、ソフトバンクG<9984>、三井物<8031>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、ソニーG<6758>などが下落している。
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