日経平均株価
始値 30432.54
高値 30667.13(09:22)
安値 30381.90(10:01)
大引け 30573.93(前日比 +480.34 、 +1.60% )
売買高 14億2633万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8007億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で6連騰、バブル後高値に肉薄
2.米株市場でNYダウ急伸し、リスクオン相場加速
3.為替市場で円安進み、輸出株に追い風材料となる
4.半導体関連に上値を伸ばす銘柄相次ぎ全体を牽引
5.個別株は高安まちまちも売買代金3.8兆円と高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比408ドル高と反発した。米債務上限問題を巡り与野党の合意に向けた期待が高まり買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高を受けセンチメントが一段と強気に傾き、日経平均株価は大幅続伸し、3万0500円台に歩を進めた。
18日の東京市場は、リスクオンの流れが加速、日経平均は一時21年9月のバブル後の最高値である3万0670円目前まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では債務上限問題に対する過度な不安心理が後退し、NYダウが400ドル超の大幅高に買われたほか、ナスダック総合株価指数も大幅高で年初来高値を更新した。これを受け、東京市場も先物主導で上値追いに拍車がかかった。外国為替市場で円安が進んだこともあり輸出株が買われ、特に半導体関連株に大きく上値を伸ばす銘柄が相次ぎ、全体相場を押し上げた。このほか機械株や海運株なども円安メリット企業として買いが入った。ただ、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の52%にとどまった。売買代金は3兆8000億円台で、オプションSQ算出日を除くと3月14日以来の高水準となっている。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が上昇したほか、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>なども大商いで株価を急伸させた。ソニーグループ<6758>は売買代金で2位に食い込み大幅高。任天堂<7974>、キーエンス<6861>も値を上げた。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の上値指向も目立つ。クオールホールディングス<3034>が値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス<6590>も急伸。JCRファーマ<4552>、フェイスネットワーク<3489>も値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も下落した。JR東海<9022>が安く、アサヒグループホールディングス<2502>なども軟調。ヤクルト本社<2267>、エーザイ<4523>も値を下げた。チェンジホールディングス<3962>は急落。ギフティ<4449>が大幅安、アイスタイル<3660>、ひらまつ<2764>も売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、ソニーG <6758>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約257円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、KDDI <9433>、セコム <9735>、エーザイ <4523>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約27円。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)精密機器、(3)海運業、(4)機械、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)パルプ・紙、(3)陸運業、(4)水産・農林業、(5)食料品。
■個別材料株
△第一建設 <1799> [東証S]
自社株買いを発表。
△柿安本店 <2294> [東証P]
株主優待制度の再開を好感。
△DDHD <3073> [東証P]
4月度既存店売上高30%増を材料視。
△アララ <4015> [東証G]
バリューデザインが「iDインハウス」のハウスマネー発行事業者に。
△インフォコム <4348> [東証P]
三菱UFJMS証券が目標株価6070円に引き上げ。
△ロボペイ <4374> [東証G]
ヘッドウォ <4011> [東証G]との決済サービス提供強化。
△パーク24 <4666> [東証P]
4月「タイムズパーキング」の堅調な業況を評価。
△エキサイト <5571> [東証S]
経営管理クラウドでチャットGPT活用の機能提供開始。
△ソニーG <6758> [東証P]
金融子会社スピンオフ検討開始や自社株買いを発表。
△ジオコード <7357> [東証S]
クラウド営業支援ツールでチャットGPT活用の新機能を発表。
△キヤノン <7751> [東証P]
上限1.8%の自社株買い実施へ。
▼サイバー <4751> [東証P]
「ウマ娘」特許権侵害でコナミが提訴。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)クオールHD <3034>、(2)芝浦 <6590>、(3)JCRファ <4552>、(4)フェイスNW <3489>、(5)ワイエイシイ <6298>、(6)クスリアオキ <3549>、(7)アドテスト <6857>、(8)ローツェ <6323>、(9)タツモ <6266>、(10)マルマエ <6264>。
値下がり率上位10傑は(1)チェンジHD <3962>、(2)ギフティ <4449>、(3)Dmミックス <7354>、(4)ギークス <7060>、(5)メドピア <6095>、(6)アイスタイル <3660>、(7)ひらまつ <2764>、(8)東名 <4439>、(9)ウェルビー <6556>、(10)ネットプロ <7383>。
【大引け】
日経平均は前日比480.34円(1.60%)高の3万0573.93円。TOPIXは前日比24.24(1.14%)高の2157.85。出来高は概算で14億2633万株。東証プライムの値上がり銘柄数は956、値下がり銘柄数は808となった。東証マザーズ指数は739.00ポイント(8.28ポイント安)。
[2023年5月18日]
株探ニュース
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