個別では、メルカリ<4385>が週間で8.8%安、フリー<4478>が同12.2%安、BASE<4477>が同14.8%安とマザーズ時価総額上位は全般軟調。特にこれまでマザーズ指数の上昇をけん引してきた新興IT・インターネット企業の下落が目立った。また、投資資金の流入が顕著だった直近IPO銘柄も逆回転がかかり、ティアンドエス<4055>が週間の売買代金、下落率でマザーズトップとなった。同じく直近上場のモダリス<4883>も週末にかけて値を消した。一方、AI inside<4488>が同0.3%高、Sansan<4443>が同3.0%高と比較的堅調。売買代金上位ではジーエヌアイグループ<2160>などが買われ、リファインバース<6531>が上昇率トップだった。ジャスダック主力もワークマン<7564>が同3.9%安、日本マクドナルドHD<2702>が同2.3%安とおおむね軟調だったが、東映アニメーション<4816>は同1.9%高。売買代金上位ではSpeee<4499>や出前館<2484>が売り優勢で、ストリームメディアコーポレーション<4772>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、不二硝子<5212>やランシステム<3326>は2倍以上に急上昇した。IPOでは、ニューラルポケット<4056>が公開価格の約5.7倍、インターファクトリー<4057>が約5.3倍となる初値を付けた。
来週の新興市場では、マザーズ指数の反発力を睨みながらの相場展開となりそうだ。週明けは安倍首相の辞任表明を受けた混乱もひとまず落ち着くだろうし、今週末の米国市場ではナスダック総合指数が再び過去最高値を更新しており、新興ハイテク株の人気も戻ってくるだろう。ただ、次期政権を巡る不透明感は日本株全体の重しとなる可能性があり、先週末にかけての株価急落で株式需給が悪化したとみられる新興株が多いことも気掛かり。
BASEやAI insideは株価トレンドが大きく崩れてはおらず、直近の決算の好印象も強いため押し目買いが入りやすいかもしれない。また、マザーズ主力のなかでも比較的出遅れ感があるSansanやJTOWER<4485>に見直しの動きが出てくる可能性もありそうだ。なお、来週は8月31日にウチダエスコ<4699>、9月4日にテラ<2191>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、次の新規上場企業は9月17日の雪国まいたけ<1375>となる。仮条件発表は1日、ブックビルディング期間は翌2日から。また、今週はキオクシアHD<6600>(10月6日、東証1部または2部)など4社の新規上場が発表されている。現時点でのIPO件数は9月が9社、10月が2社。キオクシアHDは上場時時価総額が2兆円を超え、2018年12月のソフトバンク<9434>以来の大型IPOとなる見込みだ。
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