を延長するなど世界経済の回復に不透明感が広がったほか、米長期金利が低下していたにもかかわらず前日の米国市場ではハイテク株が下落していた。こうした米株安や原油価格の下げなど相次ぐ悪材料が市場心理を悪化させ、東京市場では主要株価指数が軒並み大幅安でスタート。日経平均の下落幅が500円を超えるなど、直近堅調だった東証1部の景気敏感株にも総じて売りが広がると、個人投資家センチメントも大きく冷え込み、処分売りが嵩んだ。マザーズ主力の時価総額上位銘柄を含め総じて売りに押されるものが続出し、指数の下落率でも3.22%と大きく下げる格好となった。なお、売買代金は概算で1731.09億円。騰落数は、値上がり41銘柄、値下がり304銘柄、変わらず3銘柄となった。
個別では、19日に新規上場したばかりのココナラ<4176>が15%超安と下落率トップとなり、売買代金上位にも顔を出した。その他では、BUYSELL<7685>、ロジザード<4391>、ライトアップ<6580>、インフォネット<4444>などが下落率上位に並んだ。メルカリ<4385>やBASE<4477>、フリー<4478>、AIinside<4488>などの時価総額上位銘柄も総じて売りに押された。一方、21年3月期業績予想を上方修正したバーチャレク<6193>がストップ高となり、現在開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬について、変異型コロナウイルスに対する有効性を確認できたと発表したオンコリス<4588>
が急伸した。18日に新規上場したi−plug<4177>も大幅高となった。また、国内証券が新規カバレッジを開始したすららネット<3998>も小幅ながら上昇した。そのほか、売買代金上位では、INCLUSIVE<7078>、ミンカブ<4436>、交換できるくん<7695>などが上昇となった。
なお、本日新規上場したSharing Innovations<4178>は公開価格(2850円)を63.2%上回る4650円で初値を付けたが、その後は売りに押され3950円で終えた。
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