大引けの日経平均は前日比220.59円高の33706.08円となった。東証プライム市場の売買高は20億1592万株、売買代金は5兆5601億円だった。セクターでは空運、鉱業、医薬品が上昇率上位に並んだ一方、海運、陸運、輸送用機器が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は36%だった。
個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>の半導体、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ニデック<6594>、信越化学<4063>の値がさ株のほか、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>の商社、エーザイ
<4523>、中外製薬<4519>、アステラス製薬<4503>の医薬品、資生堂<4911>、花王<4452>の化学、JAL<9201>、ANAHD<9202>の空運、ヤクルト本社<2267>、キッコーマン<2801>、東洋水産<2875>の食料品などが大きく上昇。
エイチ・アイ・エス<9603>、パーク24<4666>など一昨日決算を発表したばかりの銘柄が買われ、前日ストップ高比例配分となったMSOL<7033>は本日もストップ高まで買われた。自社株買いを発表したキヤノン<7751>とニーズウェル<3992>が大幅高となり、レーティングが引き上げられたレゾナックHD<4004>も上昇。生成AI関連として、さくらインターネット<3778>、Appier<4180>などが急伸したほか、チェンジHD<3962>、シンプレクスHD<4373>、サイボウズ<4776>など中小型グロース株の上昇が目立った。
一方、日銀の政策現状維持を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>の銀行が軟調。半導体ではソシオネクスト<6526>が利益確定売りで下落し、村田製<
6981>、三井ハイテック<6966>、新光電工<6967>などのハイテクの一角、ソニーG<6758>、HOYA<7741>の値がさ株の一角も下落。ホンダ<7267>、マツダ<7261>の輸送用機器、郵船<9101>、川崎汽船<9107>の海運、コマツ<6301>、竹内製作所<6432>の建機、三菱マテリアル<5711>、DOWA<5714>の非鉄金属、三菱重工<7011>、IHI<7013>の防衛関連など、景気敏感株を中心とした銘柄も下落した。東証プライム市場の銘柄ではANYCOLOR<5032>が大幅安で値下がり率上位に顔を出した。
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