大引けの日経平均は前日比39.28円安の33408.39円となった。東証プライム市場の売買高は13億1365万株、売買代金は3兆3462億円だった。セクターでは、水産・農林、パルプ・紙、ゴム製品などを筆頭に上昇。一方、証券・商品先物取引、保険、海運などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は39%だった。
個別では、日経平均への寄与度が大きいファーストリテ<9983>が上昇。円高などを手掛かりに日本製紙<3863>、北越コーポ<3865>など紙・パルプ関連が買われた。
半導体関連が伸び悩むなかローツェ<6323>、レーザーテク<6920>、SCREENHD<7735>
などは堅調。政府クラウドの提供事業者に選定されたさくらインターネット<3778>
がストップ高。前日発表の中期経営計画が好感された双日<2768>が大幅上昇。日本全国での通訳人材不足などが一部で特集されソースネクスト<4344>も大幅上昇。東証スタンダードでは、EV向けリチウムイオン電池製造工場向けの大型案件受注を発表した西部技研<6223>がストップ高、東証グロースでは厚労省の健康づくりに関するガイドライン改訂に関する報道が思惑視され247<7074>がストップ高となった。
一方、海外証券の格下げが観測されたシャープ<6753>、昨日は一時急伸の長い上ヒゲつけて伸び悩んだネットプロHD<7383>が大幅下落。半導体関連株伸び悩む中で利食い売りが優勢となったTOWA<6315>、KOKUSAI<6525>、ソシオネクスト<6526>、東証スタンダードのジェイ・イー・ティ<6228>などが下落。そのほか、自動車株軟調な地合いにも押されたデンソー<6902>も下落した。
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