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【↑】日経平均 大引け| 急反発、米株高に追随し2万円大台を回復 (1月7日)

配信元:株探
投稿:2019/01/07 17:03

日経平均株価
始値  19944.61
高値  20266.22(09:28)
安値  19920.80(09:02)
大引け 20038.97(前日比 +477.01 、 +2.44% )

売買高  14億2427万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4634億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は米株高に追随して急反発、前週末の下げ分を帳消しに
 2.12月の米雇用統計が市場予測を上回ったことで、投資家心理が改善
 3.パウエルFRB議長が金融政策正常化に柔軟姿勢をみせたことも好感
 4.アルゴリズム売買の影響で前場は全体の95%の銘柄が上昇する展開
 5.これまで売り込まれた半導体関連株や機械株などの切り返しが目立つ

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは746ドル高と大幅反発した。米12月の雇用統計が堅調な内容だったことに加え、パウエルFRB議長発言を好感した買いが優勢となった。

 週明けの東京市場では、朝方から大きく買い優勢に傾き、日経平均株価は一時700円を超える上昇をみせた。大引けは伸び悩んだものの、前週末の下げ分を帳消しにして2万円大台を回復して着地した。

 7日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数が大きく買われたことを受け、主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となった。12月の米雇用統計は雇用者数、賃金とも事前の市場予測を上回る伸びを示し、米経済の好調を裏付けたほか、パウエルFRB議長が利上げやバランスシート縮小など金融政策正常化を急がない考えを示したことが、市場心理を大きく改善させた。東京市場でもこれまで売り込まれた半導体関連株や機械株などが切り返しに転じたほか、内需では不動産セクターなどが物色された。アルゴリズム売買の影響もあって、前引け時点では2000銘柄を超える95%の銘柄が上昇する文字通りの全面高となった。後場は一部値がさ株の下落が足を引っ張り、先物への売りなども背景に日経平均はやや伸び悩んだものの92%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。

 個別では、任天堂<7974>が大きく上昇し、ファーストリテイリング<9983>も高い。トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>なども上値指向。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。武田薬品工業<4502>も買いを集めた。東京エレクトロン<8035>SUMCO<3436>など半導体関連が値を上げ、コマツ<6301>も上昇した。ディー・エル・イー<3686>が商いを膨らませ値上がり率トップに買われ、船井電機<6839>じげん<3679>も値を飛ばした。オープンハウス<3288>も買われた。
 半面、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が下落、明治ホールディングス<2269>も冴えない。幸楽苑ホールディングス<7554>、ミライト・ホールディングス<1417>が値を下げ、ランドビジネス<8944>も軟調だった。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>東エレク <8035>ファナック <6954>ファストリ <9983>リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約119円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はユニファミマ <8028>KDDI <9433>イオン <8267>洋缶HD <5901>明治HD <2269> 。押し下げ効果は約25円。うち21円はユニファミマ1銘柄によるもの。

 東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気機器、(2)不動産業、(3)その他製品、(4)機械、(5)海運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)石油石炭製品、(3)小売業、(4)陸運業、(5)水産・農林業。

■個別材料株

日東紡 <3110>
 米子会社が米カミヤ社株式の51%を取得。
△マクニカ富士 <3132>
 インドのAIプラットフォーム企業を関係会社化。
薬王堂 <3385>
 いちよし証券が買い推奨。
GMOペパボ <3633> [JQ]
 12月流通額は8.4%増で過去最高。
岡山製紙 <3892> [JQ]
 今期経常を50%上方修正。
ZUU <4387> [東証M]
 スマホアプリ版「ZUU online」を正式リリース。
EMシステム <4820>
 50万株を上限とする自社株買いを発表。
パルステック <6894> [東証2]
 新製品「非接触硬さムラスキャナ」の販売開始。
オプテクスG <6914>
 子会社が外径測定器メーカーの東京光電子工業を買収。
エンプラス <6961>
 50万株を上限とする自社株買いを発表。

▼ジンズ <3046>
 12月既存店売上高は12ヵ月連続前年上回るも伸び率鈍化。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)DLE <3686> 、(2)NCHD <6236> 、(3)CEHD <4320> 、(4)エンプラス <6961> 、(5)船井電 <6839> 、(6)アドバネクス <5998> 、(7)じげん <3679> 、(8)光村印 <7916> 、(9)NISSHA <7915> 、(10)名村造 <7014>
 値下がり率上位10傑は(1)多木化 <4025> 、(2)オーイズミ <6428> 、(3)マイネット <3928> 、(4)ゴルドウイン <8111> 、(5)日本アクア <1429> 、(6)ユニファミマ <8028> 、(7)幸楽苑HD <7554> 、(8)ミライトHD <1417> 、(9)ランビジネス <8944> 、(10)APカンパニ <3175>

【大引け】

 日経平均は前日比477.01円(2.44%)高の2万0038.97円。TOPIXは前日比41.37(2.81%)高の1512.53。出来高は概算で14億2427万株。東証1部の値上がり銘柄数は1964、値下がり銘柄数は142となった。日経ジャスダック平均は3271.16円(69.31円高)。
[2018年1月7日]

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株探ニュース
配信元: 株探

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