大引けの日経平均は前日比534.03円安の27663.39円となった。終値で28000円を割り込んだのは7日以来、およそ3週間ぶり。東証1部の売買高は15億7635万株、売買代金は3兆2329億円だった。業種別では、電気・ガス業、機械、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、不動産業、証券、海運業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は14%となった。
個別では、前日に決算発表した東エレク<8035>が5%近い下落。今期業績予想の上方修正を受けて買いが先行したものの、その後は材料出尽くし感や高値警戒感から売りがかさんだ。決算発表銘柄ではアンリツ<6754>やキヤノン<7751>も大幅に下落。その他、売買代金上位はソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>など軒並み軟調で、東京電力HD<9501>は8%の下落。また、WSCOPE<6619>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニー<6758>は終値でも小幅ながらプラスを確保し、HOYA<7741>や富士通<6702>は決算を好感した買いが優勢。前日に決算発表を受けて急落したNRI<4307>だが、本日は再評価の動きから急反発した。このところ人気化していたJCRファーマ<4552>は好決算で連日の大幅高。また、Jリース<7187>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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