のラガルド総裁が追加金融緩和に前向きな姿勢を示したこともあり、本日の日経平均は89円高からスタートすると、朝方には一時25587.96円(前日比238.36円高)まで上昇した。しかし、景気敏感株を中心に売りが出て、後場の日経平均はマイナスに転じる場面もあった。
大引けの日経平均は前日比171.28円高の25520.88円となった。バブル崩壊後の戻り高値を連日で更新。また、8日続伸は2019年9月以来となる。東証1部の売買高は13億4800万株、売買代金は2兆8059億円だった。業種別では、その他製品、情報・通信業、精密機器が上昇率上位だった。一方、不動産業、保険業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の34%、対して値下がり銘柄は63%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、東エレク<
8035>などが堅調。ソニーは本日、家庭用ゲーム機「プレイステーション5」を発売し、好調な滑り出しと伝わった。任天堂<7974>やエムスリー<2413>は4%前後の上昇となり、「ウィズコロナ」関連を中心とした値がさグロース(成長)株に買いが入った。ファナック<6954>は10月工作機械受注の改善が好感されて3%超の上昇。中小型株では再生可能エネルギー発電を手掛けるレノバ<9519>が賑わい、モバイルWi-Fiの会員数が大幅に伸びたベネフィットJ<3934>などはストップ高を付けた。一方、トヨタ自<
7203>や三菱UFJ<8306>は反落。新型コロナ再拡大への懸念からJR東<9020>が2%超下落したほか、旅行関連株や百貨店株も下げが目立った。決算発表銘柄ではアイフル<8515>や電通グループ<4324>が急落し、フェイス<4295>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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