*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~足元の調整に対する反動などが先行
20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は5日ぶりに反発、足元の調整に対する反動などが先行
・ドル・円は反落、日米財務相会談に思惑
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は5日ぶりに反発、足元の調整に対する反動などが先行
日経平均は5日ぶりに反発。前日比192.93円高(+0.51%)の37691.56円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株は上昇。ダウ平均は137.33ドル高の42792.07ドル、ナスダックは4.36ポイント高の19215.46で取引を終了した。格付け会社ムーディーズによる信用格付け引き下げを嫌気し、寄り付き後は下落。その後、国債相場が反発し金利が低下に転じると安心感から買いが強まり、相場はプラス圏を回復し終了した。
米国株の上昇や、足元の調整に対する反動などが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は5日ぶり反発でスタートした後は、値がさ半導体株の上昇なども材料に37900円台まで上げ幅を広げる場面も見られた。G7財務相会議開催を受けて、38000円手前で上値は重くなったが、日経平均は前日比プラス圏を維持した。
日経平均採用銘柄では、証券会社のポジティブなレポートが材料視されてファナック<6954>、安川電機<6506>が上昇したほか、豊田自動織機<6201>がトヨタ自<7203>による非公開化を受け入れるとの報道が伝わりトヨタ自が買われ、豊田自動織機も大幅高。また、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>など半導体株が上昇。このほか、SMC<6273>、古河電工<5801>、荏原製作所<6361>、マツダ<7261>などが買われた。
一方、年初来高値水準で推移していた清水建設<1803>は、外部環境を材料視した輸出関連株上昇の反動で売り優勢となった。また、サッポロホールディングス<2501>、日本ハム<2282>、協和キリン<4151>、イオン<8267>、ニッスイ<1332>など内需株も弱い。このほか、東レ<3402>、住友ファーマ<4506>、京成電鉄<9009>、太平洋セメント<5233>、コニカミノルタ<4902>などが下落した。
業種別では、非鉄金属、輸送用機器、サービス、銀行、電気機器などが上昇した一方、繊維、金属、電気・ガス、水産・農林、小売などが下落した。
後場の東京市場は、G7財務相会議のほか、3回目の日米通商交渉協議が週末に予定されていることなどから、様子見ムードが強まりそうだ。企業決算も一巡したことから、日経平均は前場終値水準でのもみ合いとなり静かな推移を想定する。一方、グロース市場250指数が8連騰で24年4月以来の水準まで上昇していることから、後場のグロース市場はバイオ関連銘柄などを中心に活発な商いが期待できよう。
■ドル・円は反落、日米財務相会談に思惑
20日午前の東京市場でドル・円は反落。日経平均株価の序盤の強含みでリスク選好の円売りが先行し、145円51銭まで値を上げる場面があった。ただ、加藤財務相が米財務長官との会談で為替を含め議論する考えを示すと、円買いで144円72銭まで下落。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円72銭から145円51銭、ユーロ・円は162円75銭から163円81銭、ユーロ・ドルは1.1218ドルから1.1251ドル。
■後場のチェック銘柄
・メタプラネット<3350>、リミックスポイント<3825>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・4月景気先行指数:前月比-1.0%(予想:-1.0%、3月:-0.8%←-0.7%)
【要人発言】
・加藤財務相
「日米協議、これまで確認した為替原則ペースに議論」
「ベッセント米財務長官との会談で、為替含め2カ国間の諸問題を議論」
「G7では米関税措置を含め各国と率直な意見交換したい」
<国内>
・特になし
<海外>
・13:30 豪準備銀行政策金利発表(予想:3.85%)
<CS>
・日経平均は5日ぶりに反発、足元の調整に対する反動などが先行
・ドル・円は反落、日米財務相会談に思惑
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■日経平均は5日ぶりに反発、足元の調整に対する反動などが先行
日経平均は5日ぶりに反発。前日比192.93円高(+0.51%)の37691.56円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えている。
19日の米国株は上昇。ダウ平均は137.33ドル高の42792.07ドル、ナスダックは4.36ポイント高の19215.46で取引を終了した。格付け会社ムーディーズによる信用格付け引き下げを嫌気し、寄り付き後は下落。その後、国債相場が反発し金利が低下に転じると安心感から買いが強まり、相場はプラス圏を回復し終了した。
米国株の上昇や、足元の調整に対する反動などが材料視されて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は5日ぶり反発でスタートした後は、値がさ半導体株の上昇なども材料に37900円台まで上げ幅を広げる場面も見られた。G7財務相会議開催を受けて、38000円手前で上値は重くなったが、日経平均は前日比プラス圏を維持した。
日経平均採用銘柄では、証券会社のポジティブなレポートが材料視されてファナック<6954>、安川電機<6506>が上昇したほか、豊田自動織機<6201>がトヨタ自<7203>による非公開化を受け入れるとの報道が伝わりトヨタ自が買われ、豊田自動織機も大幅高。また、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、レーザーテック<6920>など半導体株が上昇。このほか、SMC<6273>、古河電工<5801>、荏原製作所<6361>、マツダ<7261>などが買われた。
一方、年初来高値水準で推移していた清水建設<1803>は、外部環境を材料視した輸出関連株上昇の反動で売り優勢となった。また、サッポロホールディングス<2501>、日本ハム<2282>、協和キリン<4151>、イオン<8267>、ニッスイ<1332>など内需株も弱い。このほか、東レ<3402>、住友ファーマ<4506>、京成電鉄<9009>、太平洋セメント<5233>、コニカミノルタ<4902>などが下落した。
業種別では、非鉄金属、輸送用機器、サービス、銀行、電気機器などが上昇した一方、繊維、金属、電気・ガス、水産・農林、小売などが下落した。
後場の東京市場は、G7財務相会議のほか、3回目の日米通商交渉協議が週末に予定されていることなどから、様子見ムードが強まりそうだ。企業決算も一巡したことから、日経平均は前場終値水準でのもみ合いとなり静かな推移を想定する。一方、グロース市場250指数が8連騰で24年4月以来の水準まで上昇していることから、後場のグロース市場はバイオ関連銘柄などを中心に活発な商いが期待できよう。
■ドル・円は反落、日米財務相会談に思惑
20日午前の東京市場でドル・円は反落。日経平均株価の序盤の強含みでリスク選好の円売りが先行し、145円51銭まで値を上げる場面があった。ただ、加藤財務相が米財務長官との会談で為替を含め議論する考えを示すと、円買いで144円72銭まで下落。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円72銭から145円51銭、ユーロ・円は162円75銭から163円81銭、ユーロ・ドルは1.1218ドルから1.1251ドル。
■後場のチェック銘柄
・メタプラネット<3350>、リミックスポイント<3825>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東京エレクトロン<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・4月景気先行指数:前月比-1.0%(予想:-1.0%、3月:-0.8%←-0.7%)
【要人発言】
・加藤財務相
「日米協議、これまで確認した為替原則ペースに議論」
「ベッセント米財務長官との会談で、為替含め2カ国間の諸問題を議論」
「G7では米関税措置を含め各国と率直な意見交換したい」
<国内>
・特になし
<海外>
・13:30 豪準備銀行政策金利発表(予想:3.85%)
<CS>
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