【↑】日経平均 大引け| 反発、朝方に下値模索も急速に買い戻される (12月2日)
日経平均株価
始値 38216.95
高値 38552.41(14:57)
安値 37958.55(09:45)
大引け 38513.02(前日比 +304.99 、 +0.80% )
売買高 16億9076万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9896億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は方向感見えにくい展開も買い戻し優勢に
2.朝方3万8000円割れ、後場は一転して上げ足が加速
3.為替が乱高下、取引時間中は円安方向に振れ安心感
4.銀行や生保など金融株買われ、半導体株も切り返し
5.65%の銘柄が上昇も、売買代金4兆円弱にとどまる
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前営業日比188ドル高と反発した。米長期金利の低下で半導体関連株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、方向感の見えにくい展開で、日経平均株価は朝方に下値を試す展開となったが、売り一巡後は急速に買い戻され反発して引けた。
2日の東京市場は、前週末の欧米株市場が総じて堅調で、米国株市場ではNYダウとS&P500指数が揃って最高値街道に復帰、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も上昇し最高値を視野に捉えるなどリスクオンの地合いだった。これを引き継ぎ東京市場も追い風が意識されたが、朝方は為替市場で急速な円高が進行していたこともあり買い手控え感が強く、いったん下値を探る展開に。その後は再び円安方向に急速に押し戻されたこともあり、売り一巡後は株式市場でもアンワインドの動きが強まった。午後に入ると年金資金(GPIF)が運用利回り目標を引き上げるとの一部報道が、株式組み入れ比率が高まるとの思惑を呼び、強気優勢の地合いを後押ししたとの見方も出ていた。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の約65%を占めたが、売買代金は4兆円にわずかに届かなかった。
個別では、ディスコ<6146>が朝方売り一巡後に高くなり、フジクラ<5803>も商いを膨らませ上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保が物色人気。IHI<7013>も上値追い。日立製作所<6501>が値を上げ、サンリオ<8136>も堅調。サンケン電気<6707>が急騰し値上がり率トップとなったほか、SBIグローバルアセットマネジメント<4765>も値を飛ばした。セレス<3696>、アイモバイル<6535>なども大幅高となった。
半面、レーザーテック<6920>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も下値を探る展開。資生堂<4911>が値を崩し、オリエンタルランド<4661>も冴えない。ACCESS<4813>はストップ安、FPパートナー<7388>も値幅制限いっぱいに売り込まれた。ブイキューブ<3681>が大幅安、ラクーンホールディングス<3031>などの下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、TDK <6762>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約155円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、資生堂 <4911>、SBG <9984>、NTTデータ <9613>、オリンパス <7733>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約78円。うち60円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は小売業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)保険業、(2)銀行業、(3)非鉄金属、(4)証券商品先物、(5)輸送用機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)化学、(3)鉄鋼、(4)パルプ・紙、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△テラドローン <278A> [東証G]
サウジアラムコ系大株主のドローン企業で成長期待。
△夢展望 <3185> [東証G]
「推しの子」コラボアイテム発売を材料視。
△ジェネパ <3195> [東証G]
寝具選びのECサイトをオープン。
△PAコンサル <4071> [東証P]
232万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ZUU <4387> [東証G]
不動産小口化事業ACNHDと資本・業務提携契約締結。
△サクサ <6675> [東証S]
業績増額修正と株主優待制度新設受け投資資金集中。
△サンケン <6707> [東証P]
600万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ウェルスナビ <7342> [東証G]
三菱UFJによるTOB価格にサヤ寄せ。
△クミカ <8887> [東証S]
シーラテクノロジーズと来年6月1日をメドに経営統合。
△イー・ギャラ <8771> [東証P]
SBI証券が目標株価2200円で新規に調査開始。
▼ACCESS <4813> [東証P]
不適切売り上げ計上の疑い。
▼資生堂 <4911> [東証P]
中期経営戦略策定も実現性を不安視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)サンケン <6707>、(2)SBIGAM <4765>、(3)ジェイリース <7187>、(4)セレス <3696>、(5)富山第一銀 <7184>、(6)PAコンサル <4071>、(7)北洋銀 <8524>、(8)アイモバイル <6535>、(9)イー・ギャラ <8771>、(10)MTI <9438>。
値下がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)FPパートナ <7388>、(3)ブイキューブ <3681>、(4)帝通工 <6763>、(5)資生堂 <4911>、(6)メンバーズ <2130>、(7)ミガロHD <5535>、(8)アバントG <3836>、(9)トリケミカル <4369>、(10)ラクーンHD <3031>。
【大引け】
日経平均は前日比304.99円(0.80%)高の3万8513.02円。TOPIXは前日比34.01(1.27%)高の2714.72。出来高は概算で16億9076万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1066、値下がり銘柄数は512となった。東証グロース250指数は641.72ポイント(2.25ポイント安)。
[2024年12月2日]
株探ニュース
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