大引けの日経平均は前日比9.49円高の17011.53円となった。日中値幅は1178.10円と荒い値動きだった。東証1部の売買高は30億6517万株、売買代金は4兆3713億円だった。業種別では、パルプ・紙、電気・ガス業、水産・農林業が上昇率上位で、その他も全般堅調。鉱業と保険業のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は13%となった。
個別では、トヨタ自<7203>が7%高となったほか、ソニー<6758>、任天堂<7974>、OLC<4661>も大きく上昇。年金基金が主力株に買いを入れているとの観測が聞かれた。任天堂などでは外出手控えによるゲーム機の需要増加への思惑もあったようだ。内需・ディフェンシブ関連でも紙・パルプセクターの上げが目立ち、王子HD<3861>は13%超の上昇。決算発表銘柄ではツルハHD<3391>が買われ、エニグモ<3665>はストップ高を付けた。一方、ファーストリテ<9983>は5%近い下落。米国のユニクロ50店舗を一時閉店すると発表している。コマツ<6301>も世界的な景気悪化懸念から5%超の下落。その他では、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>などがさえない。業績下方修正のJフロント<3086>や日製鋼所<5631>も売られた。また、ランビジネス<8944>はストップ安水準で取引を終えた。
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