個別では、前述のそーせいが週間で32.5%安となった。アルツハイマー病など認知障害に対する治療候補薬の臨床開発を中断すると発表している。ただ、その他マザーズ時価総額上位ではメルカリ<4385>が同12.2%高、ミクシィ<2121>が同6.0%高と堅調だった。売買代金上位ではテーマパークへの期待が高まるフィンテック グローバル<8789>や株式分割の実施を発表したUUUM<3990>などが大きく買われ、アンジェス<4563>などが週間のマザーズ上昇率上位に顔を出した。一方、そーせいやトレンダーズ<6069>が下落率上位となった。ジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同8.1%高、セリア<2782>が同5.1高と全般堅調だった。UTグループ<2146>は同13.6%高と強いリバウンドを見せた。売買代金上位ではシノケングループ<8909>、テリロジー<3356>などが上昇し、株式分割の実施を発表したケア21<2373>が週間のジャスダック上昇率トップだった。反面、夢みつけ隊<2673>などは利益確定売りに押され、今期減益見通しの明豊エンタープライズ<8927>が下落率トップとなった。IPOでは9月20日にアズーム<3496>、21日にイーエムネットジャパン<7036>が新規上場し、ともに公開価格の2倍を超える高い初値を付けた。
今週の新興市場は、相場全体の地合い改善とともに堅調な展開が続きそうだ。日経平均は直近2週で1500円以上の大幅上昇となったが、乗り遅れた個人投資家も多いとみられており、出遅れ感のある中小型株に物色が向かいやすいだろう。また、今週もIPOラッシュが続き、新規上場銘柄が物色を集めそうだ。ただ、9月24日に日米通商協議(FFR)、26日に日米首脳会談が控えており、貿易摩擦問題が相場全体の波乱要因となる可能性がある。
UTグループなどの人材サービス関連株は調整局面が続いてきたが、ここにきてリバウンドを試す展開となっている。業績好調が続くだけに、決算発表シーズンに向けて見直しの動きが広がる可能性がある。IPO銘柄に関連してテリロジーなどの情報セキュリティ関連株も引き続き物色が向かいそうだ。なお、今週は、9月27日にGameWith<6552>、NaITO<7624>などが決算発表を予定している。
IPO関連では、4日間で計6社が新規上場する。9月26日上場で情報セキュリティ関連のブロードバンドセキュリティ<4398>、28日上場で業績を伸ばしているフロンティア・マネジメント<7038>などは事前の期待が高いようだ。また、28日にはアパレル大手のワールド<3612>が再上場する。知名度は高いものの公開規模の大きさがネックとなる可能性がある。なお、先週はリーガル不動産<3497>(10月23日、マザーズ)の新規上場が発表されている。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
アズームのニュース一覧- 2024年定時株主総会招集通知 2024/11/28
- 2024年定時株主総会招集通知に際しての電子提供措置事項(交付書面省略事項) 2024/11/28
- 東証グロース(大引け)=値上がり優勢、ベイシス、カイオムがS高 2024/11/25
- 事業計画及び成長可能性に関する事項 2024/11/25
- 東証グロース(前引け)=値上がり優勢、BTM、雨風太陽が一時S高 2024/11/25
マーケットニュース
- 10時の日経平均は166円高の3万9442円、アドテストが69.18円押し上げ (12/05)
- <注目銘柄>=ウネリー、リカーリング顧客数が順調に伸びる (12/05)
- トゥルーDが急伸、AI販促ソリューションをウエルシアが採用◇ (12/05)
- カイオムが急反騰、富士フイルム和光純薬と抗体作製受託サービスで業務提携 (12/05)
おすすめ条件でスクリーニング
アズームの取引履歴を振り返りませんか?
アズームの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。