が新型コロナウイルスワクチン接種後の新指針を発表し、経済活動再開への期待も高まった。週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで225円高からスタートしたが、寄り付き直後をこの日の高値に失速。引き続き米インフレ加速などへの懸念は根強く、後場には27632.53円(前週末比451.94円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比259.64円安の27824.83円となった。東証1部の売買高は11億6498万株、売買代金は2兆4591億円だった。業種別では、非鉄金属、海運業、サービス業が下落率上位だった。一方、不動産業、その他製品、空運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は41%となった。
個別では、東エレク<8035>が3%超、レーザーテック<6920>が2%超の下落。日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>も軟調で、米インフレ懸念から値がさ株の一角に再び売りが出たようだ。決算発表銘柄ではホンダ<7267>
などが売られ、フジクラ<5803>や三菱マ<5711>、ゆうちょ銀行<7182>は急落。ピアラ<
7044>やマーケットE<3135>のようにストップ安を付ける銘柄も多かった。一方、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>などが堅調。アサヒ<2502>、みずほ<8411>などは決算を好感した買いが入り、ヤマハ発<7272>や荏原製<6361>は急伸。ケイアイスター<3465>やギフティ<4449>はストップ高を付け、MBO(経営陣が参加する買収)実施を発表したAOITYO<3975>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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