日経平均株価
始値 21500.89
高値 21682.94(11:29)
安値 21471.12(14:49)
大引け 21509.03(前日比 +303.22 、 +1.43% )
売買高 14億1919万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4846億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続伸、米株高好感し中国景気減速への警戒感が後退
2.中国の3月製造業PMIが5ヵ月ぶりにフシ目の50を上回るなど光明
3.後場は伸び悩むも、新元号発表の慶祝ムードから前場は470円強上昇
4.米中貿易協議の進展期待に加え、1ドル111円台のドル高円安も好感
5.海外ファンドの先物売りが重荷となったが、全体の85%の銘柄が上昇
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは211ドル高と続伸した。米中通商協議への期待感が高まり、資本財が買われたほか、IT関連も値を上げた。
週明けの東京市場では大きく買い優勢となり、新元号発表の慶祝ムードもあって日経平均株価は一時470円強の上昇をみせた。前週末の米株高や強い中国経済指標を受け、市場心理が強気に傾いた。
名実ともに4月新年度相場入りとなった2日の東京市場は、リスク選好ムードのなかスタート、日経平均は大幅高で始まった後も水準を切り上げ、前引け時点では470円あまり上昇し2万1600円台を回復した。前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が高く、為替が1ドル=111円台に入るなど円安含みで推移したことが好感された。引き続き米中貿易協議の進展期待がプラス材料となっているほか、減速が目立っていた中国経済にも、31日発表の3月製造業PMIが5ヵ月ぶりにフシ目の50を上回るなど光明が見えたことが、中国関連株を中心に株価にもポジティブに働いている。ただ、日経平均2万1500円近辺は売り物も厚く、後場は海外ファンドによる先物売りなどが足を引っ張って伸び悩んだ。なお、値上がり銘柄数は全体の85%に達している。
個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が堅調、前週末ストップ高の第一三共<4568>は大幅続伸となった。任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が堅調、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>も買い優勢で推移した。東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>も高い。サノヤスホールディングス<7022>、安永<7271>がストップ高に買われ、アクセル<6730>も一時値幅制限上限まで上値を伸ばした。ルネサスエレクトロニクス<6723>も活況高。
半面、ZOZO<3092>が軟調、楽天<4755>も値を下げた。ソフトバンク<9434>も冴えない。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が大幅安、東京機械製作所<6335>も安い。神戸物産<3038>が下落、低位株では住石ホールディングス<1514>、インプレスホールディングス<9479>も売りに押された。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、第一三共 <4568> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約79円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はダイキン <6367> 、楽天 <4755> 、ニチレイ <2871> 、リクルート <6098> 、サイバー <4751> 。押し下げ効果は約5円。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は空運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉄鋼、(3)金属製品、(4)非鉄金属、(5)輸送用機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)水産・農林業、(2)不動産業、(3)サービス業、(4)情報・通信業、(5)小売業。
■個別材料株
△トーエネク <1946>
今期経常を一転12%増益に上方修正、配当も25円増額。
△フライト <3753> [東証2]
新製品の決済専用アプリケーションプロセッサーをSB <9434> が採用。
△チエル <3933> [JQ]
今期最終を一転黒字に上方修正。
△サーバワクス <4434> [東証M]
前期経常最高益予想を26%上乗せ。
△キャンバス <4575> [東証M]
AACR年次総会でのCBP501データ発表で追加データが有望な結果。
△菱製鋼 <5632>
19年3月期業績で投資有価証券売却益を計上へ。
△デザインワン <6048>
ベトナムのシステム開発会社を子会社化。
△ERIHD <6083>
6-2月期(3Q累計)経常が90%増益、対通期計画97%進捗。
△サノヤスHD <7022>
今期経常を一転黒字に上方修正。
△アルテック <9972>
25万株を上限とする自社株買いを実施へ。
▼霞ヶ関C <3498> [東証M]
上期経常を一転赤字に下方修正。
▼MTG <7806> [東証M]
今期経常を一転86%減益に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サノヤスHD <7022> 、(2)安永 <7271> 、(3)アクセル <6730> 、(4)スターマイカ <3230> 、(5)ランド <8918> 、(6)Jディスプレ <6740> 、(7)ERIHD <6083> 、(8)ルネサス <6723> 、(9)第一三共 <4568> 、(10)山田コンサル <4792> 。
値下がり率上位10傑は(1)トップカルチ <7640> 、(2)新日空調 <1952> 、(3)OATアグリ <4979> 、(4)Jエレベータ <6544> 、(5)東京機 <6335> 、(6)シンシア <7782> 、(7)京阪神ビル <8818> 、(8)アイビーシー <3920> 、(9)ショーエイ <9385> 、(10)ZOZO <3092> 。
【大引け】
日経平均は前日比303.22円(1.43%)高の2万1509.03円。TOPIXは前日比24.17(1.52%)高の1615.81。出来高は概算で14億1919万株。東証1部の値上がり銘柄数は1837、値下がり銘柄数は259となった。日経ジャスダック平均は3443.96円(0.23円安)。
[2019年4月1日]
株探ニュース
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