大引けの日経平均は前日比1128.58円安の17431.05円となった。2016年11月以来、およそ3年4カ月ぶりの安値水準となる。なお、週間の下落幅は3318.70円と過去最大。先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)は17052.89円。東証1部の売買高は34億5938万株、売買代金は4兆8923億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業、不動産業、空運業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の97%、対して値上がり銘柄は3%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>など売買代金上位は軒並み大幅安。ただ、ソニー<6758>は大きく下げ幅を縮め、底堅さも見せた。KDDI<9433>が9%超下落したほか、国際帝石<1605>が原油先物相場の続落を受けて12%の下落。決算発表銘柄では丹青社<9743>がストップ安水準で取引を終え、ラクスル<4384>なども急落した。一方、売買代金上位ではキーエンス<6861>、OLC<4661>、アステラス薬<4503>が逆行高。ヤクルト<2267>は一部証券会社のレポートを受けて健康志向の高まりが追い風として意識され、三菱ケミHD<4188>は新型コロナのワクチン開発進展が好感された。目標株価引き上げ観測のアンリツ<6754>は4%を超える上昇。クラボウ<3106>は新型コロナ検査キットへの期待から買い気配のままストップ高比例配分となった。
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