大引けの日経平均は前日比96.60円安の23410.63円となった。東証1部の売買高は9億1758万株、売買代金は1兆8586億円だった。業種別では、陸運業、鉱業、不動産業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは証券と鉄鋼の2業種のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%となった。
個別では、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>などがさえない。GMO−GS<3788>など直近賑わっていた中小型株の一角は利益確定売りがかさんだ。ドトル日レス<3087>は業績下方修正が嫌気されて急落し、クリレスHD<3387>やサイゼリヤ<7581>といった外食関連株も軟調ぶりが目立った。また、理ビタミン<4526>やヨシムラフード<2884>はストップ安水準で取引を終えた。一方、前述のファーストリテが4%を超える上昇となり、1銘柄で日経平均を約108円押し上げた。今期業績は急反発し、最高益を更新する見通しだ。前日の事業説明会の内容が好感された富士フイルム<4901>は2%超の上昇。ソフトバンクG<9984>やソフトバンク<9434>は小幅高となった。決算発表銘柄ではベイカレント<6532>などが急伸し、パソナ<2168>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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