東京株式(前引け)=続落、英国懸念で買い手控えムード
きょう前場の東京株式市場は、引き続きリスク回避の売りに押される展開となった。英国のEUからのハードブレグジット(強硬離脱)に対する思惑を背景に、外国為替市場で一時1ドル=113円台で推移するなど円高に対する警戒感から全般買いが手控えられている。前場後半は下げ渋ったものの、海外投資家の売りが観測されるなか、日経平均は前引け時点で1万9000円台を割り込んでいる。手控えムードを反映して売買代金も1兆円を下回っている。
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調、SMC<6273.T>が売られた。さくらインターネット<3778.T>は利益確定売りを浴び値下がり率トップ。トランザクション<7818.T>も急反落となった。日本通信<9424.T>、いちご<2337.T>も安い。半面、任天堂<7974.T>が反発、リクルートホールディングス<6098.T>も堅調。アルファ<3434.T>、U-NEXT<9418.T>が一時ストップ高に買われ、ゲンキー<2772.T>、タカラバイオ<4974.T>などの上昇も目立っている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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