東京株式(大引け)=236円高、不動産株買われ5カ月ぶり高値圏浮上
大引けの日経平均株価は前日比236円59銭高の1万7235円50銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は18億5108万株、売買代金概算は2兆825億7000万円。値上がり銘柄数は1446、対して値下がり銘柄数は414、変わらずは125銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて堅調な動きをみせたものの、為替がやや円高傾向にあったことで、寄り付きは強弱感が拮抗した。しかし、その後は不動産株など内需株が買われ、全体相場を牽引した。クリントン、トランプ両氏による第3回目の米大統領選テレビ討論でクリントン氏優勢が伝わると、海外資金とみられる買いが流入し上値追い基調を強めた。指数寄与度の高い値がさ株の上昇も日経平均を押し上げる格好となり、5月末以来の1万7200円台を回復した。売買代金も10月に入り初めて2兆円台に乗せた。
個別では、任天堂<7974.T>が売買代金断トツで大幅高、ファーストリテイリング<9983.T>も買われた。三井不動産<8801.T>など不動産株が物色人気を集めた。JR東日本<9020.T>も堅調。ゲンキー<2772.T>がストップ高に買われたほか、JAC Recruitment<2124.T>も値を飛ばした。ホクシン<7897.T>が反発、東京応化工業<4186.T>も高い。
半面、日本電産<6594.T>が軟調だったほか、花王<4452.T>も冴えない動き。日本金銭機械<6418.T>、昭和電工<4004.T>が大幅安となり、日本カーボン<5302.T>も利益確定売りに下落した。ブイ・テクノロジー<7717.T>、コーセー<4922.T>も売りが目立った。森永製菓<2201.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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