日経平均株価
始値 22967.74
高値 23006.77(09:05)
安値 22813.47(15:00)
大引け 22813.47(前日比 +13.83、+0.06% )
売買高 11億9595万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1493億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅ながら6日続伸、朝方2万3000円回復も後半は値を消す
2.米株の上昇加速でリスクオン継続も連騰疲れで利益確定売り圧力が顕在化
3.自動車や機械株が買われたものの、小売セクターなど売られ結局安値引け
4.値上がりと値下がり銘柄数が拮抗、利食い売りこなし売買代金も2兆円超
5.トヨタ、コマツなどが上値追う一方、ファーストリテや資生堂など軟調に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは259ドル高で大幅続伸した。トランプ米大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り、メキシコとの2国間で大筋合意したと発表したことが好感され買いが優勢となった。
東京市場では、朝方は買い気の強い地合いだったが、前日まで日経平均株価は5日続伸で600円上昇していたこともあって、後半は売り圧力が顕在化した。
28日の東京市場は、日経平均が寄り後早々に2万3000円大台に乗せたが、後半は利益確定売りに押された。前日の米国株市場でNYダウが大幅高、ナスダック指数は最高値更新となったことで、朝方はリスクオンムード継続のなか大きく買いを先行させた。しかし、日経平均は2万3000円近辺が上値の抵抗ラインとして強く意識されており、大台に乗せたもののその水準をキープすることはできず、後場に入ると上げ幅を縮小する動きとなった。結局きょうの安値で着地する形となったが、かろうじてプラス圏は維持した。業種別には自動車や機械株が上昇する一方、小売セクターなどに安いものが目立った。値上がりと値下がり銘柄の数もほぼ拮抗。売り圧力が強まった分、商いも活況となり、8営業日ぶりに全体売買代金は2兆円を上回った。
個別では、トヨタ自動車<7203>がしっかり、コマツ<6301>も買い優勢。ファナック<6954>、キーエンス<6861>も上昇した。オープンドア<3926>が値上がり率トップに買われ、日本化学工業<4092>、IBJ<6071>なども値を飛ばした。第一精工<6640>、サイボウズ<4776>が物色人気となったほか、セック<3741>、ラクーン<3031>も上昇した。フルキャストホールディングス<4848>も高い。
半面、ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、資生堂<4911>も軟調。村田製作所<6981>、スタートトゥデイ<3092>なども売りに押された。イーグランド<3294>、鳥居薬品<4551>が急落、TOKYO BASE<3415>、ネオス<3627>も大きく利食われた。オルトプラス<3672>も反落となった。クスリのアオキホールディングス<3549>が売られ、すかいらーくホールディングス<3197>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、KDDI <9433> 、TDK <6762> 、デンソー <6902> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約38円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、資生堂 <4911> 、東エレク <8035> 、トレンド <4704> 、花王 <4452> 。押し下げ効果は約47円。
東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)輸送用機器、(4)機械、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)小売業、(3)パルプ・紙、(4)食料品、(5)サービス業。
■個別材料株
△アウン <2459> [東証2]
中国決済サービス大手と一次代理店契約締結。
△エスイー <3423> [JQ]
1→2の株式分割と実質増配を実施。
△コムシード <3739> [名証C]
ブロックチェーンゲームの共同開発でアソビモと業務提携。
△セック <3741>
コンピュータビジョンソフトウエア「Rtrilo」の販売を開始。
△アンジェス <4563> [東証M]
18年12月期赤字幅拡大も遺伝子治療薬に期待。
△Jストリーム <4308> [東証M]
「マルチCDN」サービスがテレビ朝日の動画配信基盤に採用。
△OBARAG <6877>
1.2%を上限に自社株買いを実施。
△アールビバン <7523> [JQ]
2.35%を上限に自社株買いを実施。
△MTG <7806> [東証M]
「SIXPAD」のトレーニングジムを韓国・香港・中国で展開。
△ピープル <7865> [JQ]
上期経常を33%上方修正。
▼キャピタルA <3965> [JQ]
公募増資と売り出しを実施。
▼鳥居薬 <4551>
JT <2914> と米製薬大手の提携解消交渉開始で影響を懸念。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)オープンドア <3926> 、(2)ランド <8918> 、(3)日本化 <4092> 、(4)フォーバル <8275> 、(5)アゴーラHG <9704> 、(6)IBJ <6071> 、(7)ジェイリース <7187> 、(8)一パン <2215> 、(9)クボテック <7709> 、(10)ナガワ <9663> 。
値下がり率上位10傑は(1)イーグランド <3294> 、(2)鳥居薬 <4551> 、(3)ネオス <3627> 、(4)GMOクラウ <3788> 、(5)T-BASE <3415> 、(6)マツオカ <3611> 、(7)デジアーツ <2326> 、(8)USENHD <9418> 、(9)DIT <3916> 、(10)トラスト・T <2154> 。
【大引け】
日経平均は前日比13.83円(0.06%)高の2万2813.47円。TOPIXは前日比2.68(0.16%)高の1731.63。出来高は概算で11億9595万株。東証1部の値上がり銘柄数は1018、値下がり銘柄数は982となった。日経ジャスダック平均は3777.80円(3.52円安)。
[2018年8月28日]
株探ニュース
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