個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で1.6%安、ミクシィ<2121>が同4.1%安となった。Kudan<4425>は利益確定売りに押されて同11.2%安となり、マザーズ時価総額4位に後退。売買代金上位ではUUUM<3990>や前の週に上場したスマレジ<4431>が軟調となり、財務報告に係る内部統制の不備の開示が嫌気されたすららネット<3998>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、サンバイオ<4592>が同9.4%高、アンジェス<4563>が同2.6%高とプラスを確保。その他バイオ株ではオンコリスバイオファーマ<4588>が引き続き活況となった。また、ライトアップ<6580>はリリースを手掛かりに上値追いの展開となり、前の週末から株価を2倍に伸ばした。ジャスダック主力では、2月既存店売上が39カ月連続のプラスとなった日本マクドナルドHD<2702>が同1.4%高、やはり月次売上の好調が続くワークマン<7564>が同3.2%高となった。しかしハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同6.4%安、セリア<2782>は同1.7%安と軟調。売買代金上位ではラクオリア創薬<4579>が売り優勢で、伊豆シャボテンリゾート<6819>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。反面、セプテーニ・HD<4293>などが買われ、GFA<8783>が上昇率トップとなった。IPOでは、日本国土開発<1887>が20年ぶりに東証1部へ再上場し、公開価格を2割強上回る初値を付けた。
今週の新興市場では、相場全体の地合い睨みで神経質な展開となりそうだ。日経平均は3月8日、今年2番目の下げ幅(430円安)を記録した。株式相場のボラティリティー(変動率)が再び高まれば個人投資家の警戒感につながるだろう。3月のIPOラッシュが本格的にスタートし、中小型株の刺激材料となることが期待されるが、指数に影響のないIPO銘柄に資金が向かいやすくなる面もある。マザーズ指数は目先、900ptレベルでの攻防が焦点となる。
今週は、3月12日にラクスル<4384>、ベストワンドットコム<6577>、シルバーライフ<9262>、13日にトランザス<6696>、14日にマネジメントソリューションズ<7033>、15日にモルフォ<3653>、エニグモ<3665>、アイリッジ<3917>、SKIYAKI<3995>、サンバイオなどが決算発表を予定している。ネット印刷のラクスルは第2四半期決算を発表。大幅な増収基調の継続、また黒字定着となるかが注目される。
IPO関連では、3月12日のダイコー通産<7673>を皮切りに今週4社が新規上場する。米アマゾンのクラウドサービス「AWS」の導入支援を手掛けるサーバーワークス<4434>(13日)や、クラウド人材マネジメントシステムを提供するカオナビ<4435>(15日)が関心を集めているようだ。なお、13日上場予定だったウイングアーク1st<4432>は上場申請を取り下げている。
<FA>
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