東京株式(前引け)=急落、一時1000円超の下げで3万8000円割れ
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きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄がリスク回避目的の売りに晒され、日経平均は一時1000円を超える下げで3万8000円台を割り込む場面もあった。前日の米国株市場ではハイテク株中心に売りが売りを呼ぶ展開となり、ナスダック総合株価指数はマドを開けて大陰線を示現し、下落率は約1年9カ月ぶりの大きさとなった。これを受けて東京市場でも半導体関連などハイテク系グロース株を中心に売り圧力の強い地合いを強いられている。ただ、下げ一巡後は空売り筋の買い戻しや値ごろ感からの押し目買いを誘導し、日経平均は前引け間際にやや下げ渋っている。
個別ではきょうも売買代金首位となっているディスコ<6146.T>が大幅安、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>などの下げもきつい。ソフトバンクグループ<9984.T>は商いを膨らませながらも大きく下値を探る展開が続いている。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>はストップ安に売り込まれた。アドバンテスト<6857.T>も大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが安く、リクルートホールディングス<6098.T>への売りも目立つ。半面、ニトリホールディングス<9843.T>が逆行高、小林製薬<4967.T>は空売りの買い戻しで値上がり率トップに買われた。ピー・シー・エー<9629.T>、オープンドア<3926.T>なども上値指向。
出所:MINKABU PRESS
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