東京株式(大引け)=1285円安、米株安と円高を嫌気し今年最大の下げ
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大引けの日経平均株価は前営業日比1285円34銭安の3万7869円51銭と大幅安で7日続落となった。プライム市場の売買高概算は21億1519万株、売買代金概算は5兆1999億円。値上がり銘柄数は277、対して値下がり銘柄数は1326、変わらずは42銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株への売りが噴出し、ナスダック総合株価指数が1年9カ月ぶりとなる下落率となったことで投資家心理が大きく弱気に傾いた。更に外国為替市場で1ドル=152円台まで急速に円高が進んだこともリスク回避ムードを助長している。225先物への大口売りも裁定解消売りを通じて全体相場を押し下げる格好となり、日経平均は引け際に1300円を超える下げをみせる場面もあった。大引けもこの日の安値圏で引けている。7日続落となったが、これは2021年9月から10月にかけて8日続落を記録して以来、約2年10カ月ぶり。ただ、値下がり銘柄数はプライム市場全体の80%を占めたものの、ディフェンシブストックの一角が買われ、全面安とはならなかった。また、売買代金は5兆円を上回るなど大きく膨らんだ。
個別では、きょうも断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146.T>が大幅安、売買代金2位の東京エレクトロン<8035.T>、同3位のレーザーテック<6920.T>などの下げもきつい。ソフトバンクグループ<9984.T>も大きく下値を探る展開が続く。ルネサスエレクトロニクス<6723.T>は一時ストップ安をつけた。三菱重工業<7011.T>が売られ、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも安い。ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、リクルートホールディングス<6098.T>への売りも目立った。サンケン電気<6707.T>、日立製作所<6501.T>なども大きく水準を切り下げた。
半面、ニトリホールディングス<9843.T>が頑強ぶりを発揮、オリエンタルランド<4661.T>もしっかり。オービック<4684.T>が買いを集め値上がり率トップとなった。小林製薬<4967.T>は空売りの買い戻しで高く、山崎製パン<2212.T>、サッポロホールディングス<2501.T>、ニチレイ<2871.T>なども堅調。
出所:MINKABU PRESS
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